実体験(個人的な主観か)VSエビデンスによるものか(温泉&効能について)
2013年08月14日
風呂屋の若旦那としてどちらも正解だと思ってます。風呂の効能を科学的に表した書物も沢山ありますし、日本人なら風呂の嫌いな人はいないんじゃないかと言えるくらい風呂好きな民族の日本人ですから、太古の時代から風呂に入って、遺伝子レベルで風呂の良さを感じているのも間違いはないと思います。エビデンスとは科学的に論拠となるものがあるかどうなのかということ、風呂なんてただ入ってあー気持ちいい~と思えればそれでいい訳なのですが、結論としてお風呂に入ったことによって健康になったのかどうなのかを、判定するにはある一定のエビデンスが必要になってくるのは致し方ないことなんです。ただ科学至上主義のようにすべてが机上で答えを出しことができるというのも大間違いだと思いますので、難しいところです。
一つ言えるのは、温泉ないし普通のお風呂に入るということは、沢山の理学的な要素が絡み合っていて、本能から気持ちいいと思えることが重要ではないかと思うんです。それと単純にカラダを温めるということは、単純のようでも高温浴(42度以上)で短時間を繰り返すのか、中温浴(40度前後)で10分前後入るのか、低温浴38度で長時間入るのかでも、カラダにかかる効果は変わってくるんです。本来、カラダを芯から温めるということは手足や皮膚を温めるというよりかは、背骨や内臓を温めることが大切なんです。なぜならば背骨にはいわゆる脊髄が通っていてその脊髄は第二の脳と言われているんです。また脊髄は脊椎から各臓器に神経がつながっているわけなんです。
その大切な背骨を温めることが、ある意味カラダを芯から温めることにつながって、さらには健康への近道になってくるわけなんです。実体験かエビデンスかは僕から言えばどちらも大切で、簡単に言えば、お風呂に入ったときに「あ~幸せ♪」と思えることが一番大切なような気がします。清水湯に来ていただいているお客様お一人お一人が純粋に清水湯の温泉を愛していただき、なんでかわからないけど健康になっていっちゃったと言っていただける素敵な温泉力のある銭湯にしてまいりたいと思いますのでこれからもよろしくお願い申し上げます。
武蔵小山温泉 清水湯若旦那談。
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