ああ、この手羽は故郷の味かもしれません・・・。(武蔵小山温泉グルメ紀行)
2013年07月13日
昔々、10年以上たつでしょうか。その昔に武蔵小山温泉の隣に「珍宝」(ちんぽう)という微妙な名前の北京料理屋さんがあったんです。面白いのは名前だけじゃなく、店のメニューには円ではなく元で書いてあり、価格も一品500円以下、一番高かったのは瓶ビールだったんじゃないかと記憶しています。また、今も健在ですがご主人は必ずいらっしゃいのことを「らっしー」というので、地元の仲間はみな珍宝のおじさんの真似をしていました。このらっしーは諸説あり、僕たちの世代では「らっしー」でしたが、上の代では「いらっしー」だったり、「いらっさい」だったりひょっとしたら今も営業していたら今の世代は「ふなっしー」だったかもしれません・・・。笑。
さて今はなき名店、珍宝さんの僕は常連で週に3日は食べに行っていました。そしてこの珍宝の名物といったら、「手羽」だったんです。(ほかにも焼きそば、たんめん、きくらげ、もやし、ぴーまん、はるさめ、はくさい、うかぴなども人気がありました。)でも、その懐かしい手羽はいまでは食べることができなくなって久しいのですが、だんだんと湿気が高くなってくる夏の季節になると無性に食べたくなるんです。それは夏のさなか珍宝で焼きそばを食べる前に必ずキンキンに冷えたビールと手羽をオードブルにしていた習慣からなんです。あ~懐かしの手羽・・・。なんて毎年夏になる季節にパブロフの犬のようにおもいだしてしまうのですが、実は最近、この珍宝の手羽にちょっと匹敵する手羽を発見しちゃったんです。わが母校、小山小学校をすこしだけ超えたところにある松井肉店さんなんです。完全に死角でした。
こちらでは精肉は朝から販売していますが揚げ物は16時からスタートなんです。たまたま子供たちが手羽を買ってきたのがきっかけなんですが、塩加減と言い、シンプルなんだけど手羽の食感といい、完全に僕好みなんです。最近、完全に嵌って(はまって)しまい家族5人で一人10本食べようということで50本も大人買いをしたりするほど美味しいんです。実はこちらの松井肉店さん、コロッケとかも大人気でお肉屋さん専門店ならではの美味しさ満載なんですね。清水湯からも一本道で歩いて15分ほどですが、温泉上がりの渇いたのどに美味しい手羽先とキンキンに冷えたビールで胃の中に流し込んでみてはいかがでしょうか。温泉の効能と化学反応を起こして、健康ホルモンが分泌してくるかもしれませんよ。笑
武蔵小山温泉 清水湯若旦那談。
松井精肉店 西小山
03-3781-8418
定休日 水曜日
揚げ物は16時から始まります。
▼清水湯からのアクセス
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