ゆとり世代は湯とり世代~(温泉と健康シリーズ)
2013年05月01日
なにかと揶揄(やゆ)されることのあるゆとり世代ですが、基本、僕はゆとり教育には賛成でした。なんといっても土日の休日は魅力的ですよね。当時はこんなに休みがあってなにがしたいかわからないなどと言っている人がいましたが、僕はやりたいことが沢山あるので時間が足りないくらいだと思いましたし、本当はまたゆとり教育に戻してほしい一人なんです。確かに学力が落ちたと言いますが、頭のいい人でも悪い人は沢山いますので、学力=人間力の構図は当てはまらないと思うんです。
さて、これからの本当のゆとり世代は、ひょっとしたらこれではないでしょうか。「湯とり世代」!日常の生活習慣のなかに温泉(お風呂)入浴を取り入れて、こころもカラダも健康になっていく、そして一人から二人と健康の輪がひろがっていく、そんな健康ジェネレーション(世代)のつくっていくことが清水湯の存在価値じゃないかと常々考えているんです。また、時代は変化変化の連続ですが、変わらない価値観は必ずあるもので、それこそが健康になるということではないでしょうか。自分が健康になることによって、家族も幸せになりますし、たくさんの幸せな家族がふえれば、その地域が幸せになりますし、しいては一国が幸せになるんじゃないでしょうか。
たとえ小さな銭湯ですが、全国の銭湯が日ごろより心の奥底で願っている想いを代表して言わせていただければ、銭湯は一人の健康と幸せのために歯を食いしばって暖簾(のれん)を守っているのではないでしょうか。時代はめぐってまたバブルが来ようとも頑固なまでに人と人の温かい心と心を結びつけていくことのできる、人間味のあるあたたかい銭湯を守り続けてまいりたいと思います。
武蔵小山温泉 清水湯 若旦那談。
カテゴリ:想い