銭湯川柳コンテスト!(温泉につかりながら一句なんていうのもいいかもです。)
2013年04月15日
川柳って何?という人もひょっとしたらいるかも知れませんので、簡単に説明しますといわゆる5・7・5の音をつかった短文の詩なんです。最近のはやりは世相を表した切り口のいい、またパッとわかりやすい川柳が主流のようです。ちなみに川柳と俳句の違いについてですが、お互い5・7・5の17音定型であることは同じなのですが、俳句には季語と切れ字が必要ですが川柳にはとくにこだわりはないんです。またどちらも俳諧(はいかい)から派生していますが、俳句は自然を詠むことが多いのに対して、川柳は時事であったり社会にたいしてなど特にこだわりはなく自由に詠むものなんです。(ちなみに季語は文字通り季節を表すもので山や川、動物なども当てはまります。ウイキ参照してみてください。沢山ありますよ~。切れ字は最後に「けり」とか「かな」とか「や」とかつけて雰囲気を出すあれです。笑)さて、みなさまご存知でした?ついに1010誌上で銭湯川柳コンテストの最優秀作が発表されました!お風呂の温かさと愛情などがほどよくミックスされていて、素晴らしいものばかりなのでご紹介しておきますね。
最優秀賞 変わる世に 変わらぬお湯の 温かさ (よし得)
シニア大賞賞 欲のない 顔が浮いてる 朝の湯屋 (もへじ)
アオシマチュウジ賞 自転車で 湯めぐりマップ またひとつ (とんとん)
素晴らしいですね~!さらに優秀賞はこちらです。
バッチリの メイク落とせば 知らぬひと (颯爽)
番台が 美し過ぎて 服ぬげず (源泉)
被災地に 届く銭湯 笑顔呼ぶ (ミニロック)
銭湯で 友の輪広がる 定年後 (風呂猫)
ゆずの香が 肌にしみ入る 冬至かな (ばんだん)
本当に、銭湯LOVEに溢れた素晴らしい川柳ばかりですよね。今年も6月上旬より、銭湯川柳コンテストの募集を開始いたしますので、皆さまもご興味のあるかたはどしどし応募してみてはいかがでしょうか。入選されると入浴券などの商品ももらえるそうですよ~。
武蔵小山温泉 清水湯若旦那談。
参考文献、1010誌
余談として、毎年実施している銭湯検定のご紹介。2009年より4回実施している銭湯検定が今年も実施されます。詳しくは日本銭湯文化協会のホームページから紹介されていますので見てみてはいかがでしょうか。(日本銭湯文化協会http://sento.or.jp/)
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