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未病から健康体へ。(温熱のすすめ)


約2000年前ぐらいに書かれた中国の医学書「黄帝内経」にすでにこの言葉が使われていたそうです。この未病とは「病気に向かう状態」のことらしいのですが、未病とは予防とは違うらしいのです。あくまでも健康状態が悪くなる前の状態らしいんです。たとえば体調がどこか悪いんだけど検査をしても悪いところが見つからない逆にカラダのどこにも変化はないのだけども、検査に行ったら異常が出たなどのように病気と健康の狭間の状態を未病というらしいのです。

都心にいることを忘れそうです。

都心にいることを忘れそうです。

そういう意味では、糖尿病や高血圧などの生活習慣病はある意味、未病なんだといっているのは、琉球温熱療法院院長の屋比丘勝子先生なんです。ですから、この未病の段階で病名が付く前に温熱療法を施せば病気の芽を摘み取ることができるんです。屋比丘先生の温熱療法の中には自然の恵みである温泉入浴や岩盤浴も効果的と指摘しています。やはり、医学的な見地からも、温泉入浴は一般的な温熱療法の位置づけで、太古の時代から、それこそ人間以外の動物も傷やカラダの疲れをいやすために野生の動物も温泉に入るわけですから、動物も本能で温泉の良さをわかっていたんでしょう。さらに岩盤浴に近い療法として、温石(おんじゃく)というものがあるのですが、それは石を温めて真綿や布にくるんでお腹を温めて治療効果を期待するものでしたが、ひょっとしたら、岩盤浴よりもカイロに近かったのかもしれません。

「病み付きになる」になると言われました。喜

「病み付きになる」になると言われました。喜

これは平安時代末期から江戸時代にかけて行われていたといわれています。ちなみにこの温石のもとになっているのが、漢方医学の温ぱん法なんですが、これも歴史は古く紀元前の中国戦国時代からすでに利用されていたそうです。人間も動物も太古よりカラダを温めることで当時医学が発達していなかった中で未病から健康なカラダにしていくために温泉や天然の岩盤浴などで、健康増進をはかっていたんですね。現代では、身近にそして手軽に清水湯の天然温泉で温熱療法を行うことができますので、未病ではなく最高の健康体になってまいりましょう!

武蔵小山温泉 清水湯3代目談。

参考文献、温熱生活のすすめ。 屋比丘勝子先生。