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HSPがなぜ病気を治すのか。


HSPの第一人者で世界一受けたい授業にも出ている愛知医科大学医学部泌器科准教授で医学博士の伊藤要子先生が提唱している、HSP(ヒートショックプロテイン)が温熱療法が優れていることを証明してくれています。

温熱療法には大きな可能性がありそうです。

それは、①すべての外的障害、病気、ストレス障害で悪くなるのはたんぱく質であり。②HSPはどんなときでも悪くなったたんぱく質を良いたんぱく質に修復して。③細胞には2通り(壊死かアポトーシス)の死に方があり。④HSPはとくにアポトーシスでの死の過程を抑制し、細胞を強化して。⑤異常になったたんぱく質を修復して、細胞を強化するHSPは加温すると増加する。⑥加温するといろんな傷害が修復され、細胞が強くなる。⑦マイルド加温(42度前後の加温)は色んな病気、障害に有効と結論付けています。マウスの実験でも40度から41度で30分加温したところHSPが増加して2日目がピークだったとのこと、人間でも同様な実験結果だったところから、アスリートも最高のパフォーマンスを発揮するためには、2日前にしっかり加温することをおススメしています。ガン細胞も言ってみれば、たんぱく質の細胞内に出来るわけですから、たんぱく質の修復に効果があるということは、ガン細胞にも効果があるのは言うまでもありません。

病みつきになる温泉かもです。

また聞きなれない言葉ですが、④番のアポトーシスとは細胞の自殺化なんですが、HSPの最大の効果はガン細胞がこのアポトーシスを促すことなんです。このアポトーシスを提唱したのは有名なキューリー博士でその後この遺伝子を解明した学者はノーベル賞を受賞しています。このアポトーシスは、遺伝子に組み込まれていてガン、エイズ、アルツハイマー、自己免疫疾患など、人体に好ましくない細胞を消去するだけではなく老化した細胞なども除去する役割があるんです。また、このアポトーシスにはミトコンドリアが関与していることもわかっており、このミトコンドリアの複製にもHSP(カラダを温めて善玉たんぱく質を増やすこと)が有効とされているんです。さー、この良いこと尽くしの、温泉加温入浴健康法でHSPを出しまくって、健康なカラダを勝ち取ってまいりましょう!

武蔵小山温泉 清水湯3代目談。

参考文献、ガン難民を救う第4の医療、温熱・多角的免疫強化療法。 ガーデンクリニック中町院長 吉水信裕著