アクティブレスト!(積極的休養)
2012年10月16日
激しい運動をした後は、クールダウンといってしばらく軽い運動を続けて、心拍数が落ち着いてくるのを待ちますが、それと同じように翌日も筋肉疲労(いわゆる筋肉痛)などの疲労回復のために軽めの運動(有酸素系)をして、乳酸を(疲労物質と言われています。)効率的に取り除いていく事が立証されています。あの、尚ちゃんこと、高橋尚子さんも金メダルをとった翌日も走っていたというのはけっこう有名です。アスリートの中ではすでにアクティブレスト、アクティブ(積極的に)レスト(休養をとる)(積極的休養)はかなり浸透していて広く認知されています。このアクティブレストとは、運動、仕事などで疲れたカラをはただぼーっと寝てるだけの休養ではなく、軽くカラダを動かして血流を良くしてあげる事が効率よく疲れの素である乳酸を減少させることが出来るんです。
このアクティブレスト、実は軽い運動やストレッチングだけではなく、お風呂に入ることも効果的と言われています。たとえば、アクティブレストとして、①ストレッチング②有酸素運動③アイシング④プール(水泳)や入浴⑤マッサージなどはありますが、それぞれ疲れを取る作用がことなりますので、臨機応変に目的に応じて使い分けると良いと思います。
まず【ストレッチング】は「ポンプ作用」で筋肉の血行改善、コリの原因になる「うっ血」を解消、筋肉、神経の緊張を和らげることが出来ます。【有酸素運動】は全身の筋肉を使う事で血行改善、カラダの隅々まで酸素を供給、ストレス解消を図ることが出来ます。【アイシング】は代謝レベルを下げてエネルギーを温存、炎症の広がりを抑える、痛みを緩和出来ます。【プール&入浴】は浮力で筋肉の緊張を和らげる、水圧で血行改善、温熱効果で血管を拡張することが出来、【マッサージ】では筋肉に刺激を与え血行を改善、筋肉、関節の緊張を和らげ、精神をリラックスさせることが出来ます。このなかのほとんどを清水湯でも実践できますので、残暑で秋バテ気味の心とカラダを癒しに清水湯で積極的に休養してみてはいかがでしょうか。
武蔵小山温泉 清水湯3代目談。
参考文献、K新聞 体を動かし疲れ解消(国際武道大学コンディショニング科学山本利春教授。)
カテゴリ:知識