眠るという意味って。(新聞コラムから)
2012年07月02日
今回も健康ネタです。色んな角度から、温泉と健康をつなぎ合わせていきたいと思います。そのなかでご自身に合った健康のセオリーの糸口になっていただけたらと思います。最近の睡眠について「睡眠の質」ということにたいして日本人の3人に1人は満足していないというアンケート結果が出ています。(製薬会社サノファ・アベンティス調査)これからの夏の寝苦しいシーズンと、身近な友人でも不眠症の人がいるので、その顔を思い浮かべながら睡眠について調べてみたいと思いますスリープ&ストレスクリニックの林田健一院長が快眠のコツをこのように教えてくれています。睡眠は一日の疲れを回復するために眠るのが第一の目的ですが、そのほかにもさまざまな役割があるようです。その一つが、
①脳がエネルギーを蓄える 脳は起きている時に膨大なエネルギーを使っています。昼間に学習したことを整理してカラダに覚え込む作業をしています。感情をともなった記憶は整理・固定されストレスが緩和されます。寝ないとイライラするのはこのためなんですね。
②ホルモンを分泌 眠っている間に2大ホルモンが分泌されます。1つは成長ホルモン。とくに美肌を維持するのに不可欠なホルモン。もう一つはコルチゾール。ストレスに対応するホルモンで、成長ホルモンは寝付いてから3時間の深い睡眠で分泌されるのにたいしてコルチゾールは睡眠の後半から目覚める直前にかけて増えていきます。
③心身のバランス維持 睡眠には、自律神経を調整する役目もあります。寝不足はカラダのバランスが崩れやすく精神にも支障をきたしていきます。
④免疫力を強化 快適な睡眠は免疫力を強化します。免疫状態が活性化している時(風邪などで具合が悪い時など)は眠くなるのは免疫系の働きによるものです。質の良い睡眠をとることが爽やかな目覚めを導き、健康的な生活を送れるんですね。
さらに質の良い睡眠には、実は入浴も効果的なんです。就寝の1時間から2時間前までに入浴をすませておくのがベストです。夏はシャワーでと言う方も多いかと思いますが、是非、清水湯の温泉入浴で質実ともなった睡眠を手にいれて、元気一杯なこれからの夏本番に備えてみてはいかがでしょうか。
武蔵小山温泉・清水湯3代目談。
参考文献、S新聞暮らしのアンテナ スリープ&ストレスクリニック 院長 林田健一氏
カテゴリ:知識