温冷交代浴☆
2012年07月03日
実は、お風呂の温度によって入浴効果があるのをご存知でしょうか?とくに熱い風呂と冷たい水風呂を交代で入浴する方法を温冷交代浴と言いますが、血管の収縮・拡張を繰り返すことで、心肺機能からの血液を送り出す力を増強させる効果があるんです。また血液の循環が悪いと、低血圧や冷え症になりやすいものですが、それら低血圧、冷え症予防にも効果があると言われています。
温泉の温度は大体42度、そこから水風呂20度に一気に入るのは、かなりカラダに負担がかかることですので、水風呂に入る際は、最初に手足に桶で水をくんでかけてから、少しずつ心臓に近い部分に水をかけてカラダを水風呂の温度に馴染ませていく事が大切なんです。そして熱いお風呂、冷たい水風呂と交互に入浴を繰り返して血液循環を活性化させることが重要になります。(交互浴は3~5回繰り返すと効果が上がります。)さて、この冷温交互浴をしてお風呂から上がったあとはドップリと疲れもとれて、お腹も空いてきますし、眠くもなってきます。
今日一日の疲れを湯船にすべて流したような、心地のいい疲労感が最高ですので、是非お試しを。笑(なお、心肺機能に疾患のある方、高血圧など循環機能に疾患のある方は、医師の指示にしたがうなど、ご入浴の際はお気をつけください。水は手足だけでも効果がありますので無理のないようにお願い申し上げます。)
武蔵小山温泉・清水湯3代目談。
参考文献、テルマエ・ロマエ内風呂の作法。
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