天然温泉で自然治癒力を強くしよう!
2012年05月23日
「冷えは万病の元」、古今東西この言葉は完全にお婆ちゃんの知恵袋であり、人類の偉大な発見です。笑。このカラダを冷やさないことの大切さ、常にカラダを温めていく事の重要さは、毎日温泉に入っているものとして心に響きます。分かり易いのが、一週間ほど旅行に行って帰ってきてから入る温泉ほどカラダと心に沁みるものはないんです。本当に「日本人でよかった~♪」、「風呂屋の息子でよかった~♪」と思います。温泉教授の松田先生の著書で「温泉に入ると病気にならない」と言う本があるのですが、この本の中で、「発熱は自然治癒力の証」という章があります。この中で僕も良く引用させていただく伊藤要子先生のHSP(ヒートショックプロテイン)が取上げられています。
意外と知られていないことですが、人類の敵「癌」(がん)細胞は低体温(35度代)が一番活発に増加するんです。逆に43度で死滅すると言われています。伊藤先生は自身の医療機関で38.5度ぐらいの体温を高めることによって癌治療をおこなう「マイルド加温療法」を実践しています。温泉教授の松田先生も言っていますが「この方法は、昔から日本人に慣れ親しんだ湯治と同じことだ」と言われています。またこの章で「健康は病気にならない事ではなく、健康に死ぬこと」だとも仰っています。僕もかなり近い考え方をしています。それは、よく言われることですが、大昔から「生老病死」といって死なない人間はいませんし、老いない人間もいませんし、病気にならない人間もいませんし、生きている限り波風のないわけがないんですね。大嵐のあとに虹が出るのと似て、常に戦っているんですよね。健康になるために幸せになるために、平和になるために。笑。ですからいかに価値的に健康的に生きるかが大事になってくるわけです。
さて、この健康でいること、健康を強くすることだけを考えると、カラダを温めるということは非常に効果があると言わざるを得ません。HSP(ヒートショックプロテイン)理論ではこの癌細胞と戦う白血球など免疫系が温めれば温めるほど強くなって、癌細胞に戦いを挑みます。必ず勝とうと決めて自然治癒力を強くするためには、カラダを温めると良いんです。話がだんだん勇壮になり過ぎていっちゃいましたが、紀元前4世紀ごろの有名な医師ヒポクラテス(西洋医学の父)も言っていますが、人間が病気を治す過程で必ず、“発熱”や“化膿”をともなうのは人間の本来持っている「自然治癒力」を強く、高めるためと見抜いていました。清水湯の温泉で心もカラダも強く、健やかに「自然治癒力」を強くしてみてはいかがでしょうか。
武蔵小山温泉・清水湯3代目談。
参考文献、松田忠徳著、温泉に入ると病気にならない
参考文献、伊藤要子著、加温生活
カテゴリ:知識