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入浴のリラックス感。


お風呂に入ると「あ~」とか、「ふ~」とかつい声が出ちゃうものです。中には「極楽極楽~」とか人それぞれ、心の癒され方があるようです。もともと日本人はお風呂好きで、日本人がお風呂好きな理由は各種あるようですが、昔からの遺伝子にお風呂イコール気持ちの良いものと刷り込まれている感が強いと思われます。阿岸祐幸先生の「温泉と科学」の中に、面白い一文を見つけました。

僕は、母音が多いです。

入浴の効能を心理的効果として分析しているのですが、簡単にご紹介したいと思います。「東京工業大学の武者先生は入浴の際の脳派の分析から、ストレス感、喜び、悲しみ、リラックス感の4つの感情状態を数値的に示す感性酢ペクトラム法を開発しました。これを利用してお風呂の入浴前と入浴後のストレス、リラックス度を比較したところ家庭の小さな湯船に比べて銭湯のようなおおきな湯船で入浴したほうが、ストレス度が減少して、リラックス度は増加したらしいのです。」このように感覚的に日頃の入浴の時に感じる「あ~、極楽、極楽」感は、こんなテストでも実証されてしまうんですね。また、脳派分析によって「アルツハイマー型認知症の有無のテストを行ったところ、軽度のアルツハイマー型を示した4人を対象に毎日20分の入浴を2週間続けたところ4人ともアルツハイマー型の脳派パターンが無くなったとの研究結果もあるという事」ですが、お風呂に入るだけでアルツハイマーが治ると言うのは今後の課題として研究を続けていってほしいものです。

全てを喜びに変えていける温泉銭湯を目指します。

お風呂に入るという事は、誰にでも出来ますし、気持ちもリフレッシュ出来ますし、何よりも気持ちの良いものです。体と心に良い作用があるという事は、脳にも良い作用があるのは自明の理のような気もします。「継続は力」、楽しみながら続けられる温泉健康入浴を清水湯で実践してみてはいかがでしょうか。

参考文献、阿岸祐幸著 温泉と健康

武蔵小山温泉・清水湯3代目談。