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初めての銭湯。(寒い季節は銭湯入浴が安心です。)


1010誌実はこんなに熟読したことなかったんですけど、やはり、そこは銭湯専門誌良いこと書いています。特に今の季節にバッチリのコラムがありましたのでご紹介したいと思います。今までも清水湯ブログで書いて来ている事なのですが、更にご家庭のお風呂と銭湯のお風呂の比較で銭湯のお風呂の優位性も出ていましたので簡単にご御紹介したいと思います。(冬の入浴は危険が多いものです。)季節を問わず日本人にとって欠かすことのできないのが入浴という習慣です。特に冬の寒い時期の温泉は堪えられない至福の時を過ごせる最高の時ですよね。

坪庭の残雪。なごり雪でしょうか♪

ところが高齢者や心肺機能、循環系の疾患、ストレス、体調の悪い人にとってこの入浴タイムは非常に危険を伴う時間帯でもあります。厚生労働省のデータによりますと平成20年に家庭内の不慮の事故で亡くなった方は全国で13,240人。そのうちの溺死者は4079人このうちの9割がたが高齢者と圧倒的に多数を占めています。これらの事故件数を月別で見てみますと10月ごろから増え始めて12月にピークを向かえて1月、2月と高い推移を経過していきます。(血圧変化による意識障害がアブナイ!)このように冬場、家庭での高齢者の溺死(お風呂での入浴の際の事故)が増えるのは何故なのでしょうか?一つは入浴時の急激な血圧の変化が挙げられます。

まだまだ、冬の温泉シーズン。心も体も温めていきましょう。
とくに高齢者の方の入浴は銭湯が安全です。

浴場の温度に比較してご家庭の脱衣場の温度が極端に冷たくて脱衣場から浴槽に移動していく過程での急激な温度変化が血圧の急激な上昇の原因となっているのです。高齢者の中には循環系に血栓などが出来始めている方もいますので、その狭窄している個所が詰まったりすることによって心筋梗塞、等をおこしてしまい時によって浴槽の中で意識を失いそのまま溺れてしまうケースが後を絶ちません。それらの事故を防ぐには、脱衣場と風呂場の温度差をなくすこと、入浴の際には必ずかけ湯などをして体をお湯に馴染ませる事が重要になってまいります。ここで銭湯では脱衣場にも冷暖房が完備してあり、常に脱衣場を一定の温度に保っておりますので温度の差による急激な血圧上昇を防いでいるんですね。ただそれでもノボセなどで倒れる事故もありますが、なによりそこは銭湯まわりに他のお客様もいますので、何かあれば素早い対応が可能なんです。また、地域のコミュニティーとしても見直されてきている銭湯で心も体も温まりにきては如何でしょうか?清水湯は銭湯の中でも2つの天然温泉を銭湯価格で楽しめますので、たまには広いお風呂でのんびりしたいと言う時もおススメですよ。

参考文献、1010誌

武蔵小山温泉・清水湯3代目談。