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すみません~♪ナノバブルってなんですか?(ゆめぴりか風)


先日、取材に来ていただいた美人記者さんから質問がありました。「ナノバブルってなんでしょうか?」と。僕の中では「ナノバブル」最高って勝手に思っていましたので、目からうろこ、そうなんですよね、ちゃんと説明しないといけないんですよね(笑)温泉水風呂の脇に『ナノバブル・温泉の効能を高めます。云々等』と書いてあるだけじゃ簡単すぎました・・・で、ナノバブルのあるあるなるほど大辞典をサクッと作ってみようと思います。武蔵小山温泉・清水湯の大人気温泉の天然黒湯温泉の源泉を基本ナノバブル化していますので、何の効果があるのか、なぜナノバブル化しないといけないのかを分かり易く説明させていただきます。ナノバブルとはナノレベルの泡の事です。ナノとは、目に見える泡をセンチバブルと言い、たまにご家庭のバスタブが白くなる時などの泡はマイクロバブル、で更に小さくなると澄んで見えなくなるほど小さい泡がナノバブルといいます。ナノバブルの効能・効果は、目に見えないほどの極小の泡のつぶが不思議な働きをすることが最近の研究でわかってきています。しかしながら最新の研究らしくてまだ完全な論拠があるのかないのか研究課程といっていいのではないかと思います。ちなみに慶応義塾大学、理工学部、工学博士、教授の寺坂宏一先生曰く、『微細気泡の応用は現在急速に拡大しつつある。しかしそれらのほとんどは試行的な成果であり、学術的・理論的な解明は未だ途上である。(中略)さまざまな名前で呼ばれる微細気泡が各々どのような特性をどの程度もっているのかを早急に明らかにする必要がある。日本でその先鞭が付けられるように研究者・学会は鋭意取り組んでいるので期待していただきたい。』(協和機設HP転写)

どんだけ小さいのでしょう。飲泉を目指します^^

また、同HPでは、ナノバブルの特性を、以下のように述べています。

●界面活性作用
マイナスの電位を帯びているため汚れなどのプラスのものに付着しやすい。
水中の様々な汚れを浮上分離させたり、工業製品等の洗浄も可能になる界面活性作用により
粘性を和らげる効果、ものを混ぜる効果がある。

●衝撃圧力作用
気圧圧壊時に局部的に高温高圧状態になり大きな衝撃を発生、周辺の物質に作用する。
細胞破壊を必要とする最新医療の分野や醸造、発酵などで幅広く活用できると期待されている。

●酸化作用
不安定なフリーラジカルは他の分子から電子を奪い取り安定しようとする働きから、
酸化作用を示すとされている。

●生理活性作用
生物に成長促進としての効果があるほか、使用する気体を酸素にすれば溶存酸素量を高効率で
増やす事が出来る。化学薬品と違い、生体の安心・安全な発育に貢献できる。

2005年愛知万博のナノバブル水の水槽。なんかおかしくないですか・・・?

当然、不検出です。

現在、NEXCO西日本の各種洗浄にもナノバブルを使われています。武蔵小山温泉では上記の界面活性効果による配管の洗浄効果と生理活性作用による自然の温泉を更に高効率化することを目的にしています。実際、清水湯独自で定期的に行っている各種水質検査も常にベストな水質環境を維持することを実証させていただいており、温泉の効能に関しても個人的な感覚が主になることが大きいのですが、お客様の温泉の評判は上々であると言えます。ナノバブルメーカーの測定では、ナノバブルの融存率は非常に高く、目には見えませんが、極小の泡の天然温泉に入っているのと同等であり、いわゆる今はやりの炭酸泉よりも大量の泡がびっしり詰まった状態の天然温泉風呂なんです。残念なことにナノレベルの泡なので目に見えないのが悲しい所ですが・・・(汗)また医療の現場でもナノバブルを利用しており、癌細胞が減少する事例も報告されています。(現時点では実用段階ではありません。)いずれにしても、薬剤など使わずに自然の泡がさまざまな性質を生んで人体、環境に優しくも貢献できるのであれば、すこし先取りの感も否めませんが、常に進取の気概で進む武蔵小山温泉・清水湯らしい銭湯哲学にバッチリでしたのでこのナノバブル一杯の天然黒湯温泉を皆さま、是非ご堪能いただければ幸いでございます。

武蔵小山温泉・清水湯3代目談。

ナノバブル論拠(エビデンス)参考文献等、協和機設HP、ウイキペディア等