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♨逆上せ(のぼせ)♨注意報が出てます。入浴前にコップ一杯のお水を飲みましょう。


清水湯を愛していただいております全てのお客様へ、3代目からのお願いです。冬に近づいてきて外気の温度が下がれば下がるほど、浴槽のお湯の温度差の体感温度が高くなります。そうしますと血管が収縮して圧力が高くなり、(高血圧)もし血管に詰まっている個所があったりすると血液の流れが滞り軽い貧血から最悪、血管障害、虚血性疾患がおこり、脳であれば脳梗塞、くも膜下出血、脳卒中、心臓であれば不整脈、狭心症、心筋梗塞、最悪心不全など重篤な症状が起こる可能性があります。

のぼせてます。(笑)

清水湯では幸い今までこのようなことはありませんでしたが、お風呂に浸かり過ぎて体を温めすぎてしまった事からいわゆる“のぼせ”という湯あたりの症状で救急車に運ばれる方は特に冬に近づいてくるこの季節だんだんと多くなってくる傾向があります。逆上せ(のぼせ)の原因は過労、ストレス、生活習慣、飲酒、(2日酔い)、あと上記の血管障害(循環器系の持病)などを持っている方が逆上せることが傾向として多いようです。

たまにお風呂に沈みそうになる人もいます・・・
倒れたら頭を上げて動脈を冷やします。首、脇、足の付け根、など。
関係あるかな~

この逆上せ、いくら気をつけていてもなる時はなってしまう事もあるのですが、本来、お風呂の入浴とは日本人の本来持っている古典的な風習であり習慣だと言えますので、入浴作法として湯あたりするような入浴は自ずから律していくことが大切だと思います。今日は調子がイマイチだなと思う時は、入浴を控える、例えばシャワーだけで済ませるなど必ず自分の体調と対話をするように温泉入浴を楽しんでいただきたいと存じます。また、武蔵小山温泉・清水湯の全浴槽に張られているお湯は全て天然温泉ですので、本当に良く温まる傾向から慣れないと逆上せやすい傾向にあります。ですから清水湯に初めてお越しいただいた方や少し疲れているなーと感じている方は長湯はお控えになっていただいた方が安全、安心のご入浴が楽しめると思います。まずはかけ湯。体をお湯に馴染ませてください。ちなみに天然温泉の入浴方法は、財団中央温泉研究所の温泉分析別表の浴用上の一般的注意事項によると初めは3分程度、その後休憩を入れながら体と対話しながら入浴することを勧めています。(長湯は禁物です。)温泉入浴の指針で「湯治は、七日一回り、三回りを要す」と言うことわざがありますが天然温泉は使い方次第で毒にもなれば薬にもなることを理解していただき、温泉でご健康、ご長寿を手に入れてみては如何でしょうか?

・入浴上の注意点。①食事の直前、直後の入浴は控える。②飲酒しての入浴は控える。③高度の動脈硬化症、高血圧症、心臓病は温泉入浴の禁忌となっております。充分お気をつけてご入浴ください。(温泉分析別表参照)

武蔵小山温泉・清水湯3代目談。

参考文献 財温泉中央研究所、温泉ソムリエが教える幸せになる入浴法http://onsen-s.com/n009-siawase.htm(webサイト)。