湯縁!(武蔵小山温泉雑談ブログ)
2019年04月10日
人って生まれながらに縁というものに連なっているといいます。それはお父さん。お母さんの縁。この両親がいたからこそ生まてこれたのです。そして縦横ななめに絡み合うように数多の縁が織りなしているのも事実。おじいちゃん、おばあちゃん。そのまたひいおじいちゃん。ひいおばあちゃん。どこにルーツがあるのか実際のところだれもわかりません。そしてこれから連なっていく未来の子孫たちにも同じくさまざまな縁の糸を紡いでいくのでしょう。
「ふれあう袖も多生の縁」といいますが「ふれあう風呂も多生の縁」ではないでしょうか。同じ釜の飯ならぬ同じ釜の風呂。同じとき同じ風呂その同じ湯につかる者同士どこかかすかな縁が芽生えてひょっとしたら友達になるかもしれない不思議な湯の釜の中。銭湯で出会い、そして縁を紡いでいくそれはまさに現代の心温まる都会のコミュニティーの新たな形ではないでしょうか。「湯縁」どこかほのぼのとしたほんのり心温まる人間模様が銭湯で繰り広げられそうな予感です。
武蔵小山温泉 若旦那談。
カテゴリ:雑談