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武蔵曰く「富士山のような銭湯になれ」(武蔵小山温泉雑談ブログ)


流行り、好景気、どこにでも人気者はいて、いつか人気は去っていくのです。でも最近の芸能人のようにまた人気の波に乗って人気をくり返す人もいます。きっとテレビに出ない時も努力を怠らなかったんだろうなと勝手に想像してしまいます。小説「宮本武蔵」の中で武蔵が弟子の伊織に言う言葉がつまでも新鮮です。「富士山のような男になれ」(趣意)人気は繰り返す。流行りは繰り返す。時代は回っている。

最近、なんとなく銭湯ブームと言われています。よく言うのですが今、株買い時だよと一般ピーポーが言いだしたら大体株は下がると見ていいでしょう。昔からブームに乗るのが下手でそもそも乗る気がないのだから性質が悪い。富士山を見て、威風堂々としていて自分が人気者だなんて気にもしない。そんな富士山に憧れて、あるかないかの流行などに右往左往することほど愚かなことはないのです。そう富士山のように堂々として自分の使命を果たしていく、その使命とは温泉を沸かし続けること。そしてお客様を笑顔にし続けること、そのことを富士山の如く、ぶれずに真っ向勝負で進んでいくだけなのです。どうせなら流行を自分が作る気概で銭湯を守り続けていく。それが一番かっくいい富士山の似合う、そして富士山のような銭湯ではないでしょうか。

武蔵小山温泉 清水湯若旦那談。