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くずもちたべた~い!(武蔵小山温泉グルメ散歩)


昔「あなたってクズね!」っていわれたことのある若旦那です。ぼくは「ゆず?」と聞こえないふりをしてその場をとりつくろう姑息なクズでした(笑)さて、けっこう創作で話し始めてしまう癖のある若旦那ですが、お正月の単調なおせち料理にも飽きてくるとだんだんと美味しいものが食べたくなつてくるものです。そんな時、無性に食べたくなってくるのが「くずもち」なのでした。いまだに昔の佇まいを残した、情緒趣の心の琴線に鳴り響いてくるような船橋屋さんの外観、中に入るとそこは完全に昭和の良き時代の時間が凝縮して残っていて、出来ることならイートインであんみつに黒蜜たっぷりのまめ寒天を口いっぱいに頬張ってみたいのです。

最近読んだ「路傍の石」にも出てくるのですが亀戸の天神様の藤をみに次野先生と少年が訪れる店も「船橋屋」さんではないでしょうか。未完の書にに終わった名作ですが、昭和の戦前、戦中、そして戦後の皆が貧しい厳しい時代に1人生き抜いていく少年吾一。そんな古き良き時代をも伝統のくずもちはセピア色の懐かしさとともに心をも一杯にさせてくれるのです。伝統と歴史、そして変わらぬ美味しさ。価格もこの美味しさに反比例して「なんでこんなに安いの!?」とおもえる価格。妻の実家のお義母さんに贈るとマジ喜ばれるのもこの「船橋屋」さんのくずもち!最高級の材料に、どこまでもオーガニックな日本伝統のスイーツ!なんだか良いことづくめのくずもち!なんだか縁起がいいや!(笑)

武蔵小山温泉 清水湯若旦那談。

船橋屋 亀戸天神前本店

東京都江東区亀戸3-2-14

03-3681-2784
▼清水湯からのアクセス