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昼下がりのうなぎ。貪欲になる私。名店西村のうなぎ。


この心はすでに恋心。ああ、旦那以外の人を愛してしまった私・・・。ほの暗い、2階に続く急峻な階段。そこは誰にも邪魔されない私とあなただけの空間。ほんとうに罪深い人ね。こんがりと焼けた肌がとてもそそられるの・・・。心臓の鼓動が早く脈打ち、そして強くなっていくことを感じながら両手でそっとそえるように開いてみると照り輝く肢体。それだけでオートマチックのようにじゅわわーっと垂れてきます。そしてもう止まりません。それはふかふかでほくほく身がふっくらしていて、今にもむしゃぶりつきたい、この世の至福のすべてがそこにあるように、今いる二階の畳敷きの部屋には一筋の燦と降り注ぐ太陽のひかり。目の前にはあなたの焼けた肌が其処だけに輝くように、居るのはあなたと私だけ。そして美味そうに熱をもち湯気がでていた。ついに濡れる唇に触れるように頬張った瞬間、こらえきれず声を出してしまった私。「ああ!」本当の感動は感嘆詞となりそれは母音になってしまうもの。そして「本当に止まらない」心が支配されそうになりながら気がついたら焼けた肌はすべてが口の中に・・・。

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いけないとわかりながら落ちていく私。昼下がりのひと時。全てが終わり、余韻を楽しむようにしばらく呆然自失としながら一人ごちた私。「美味しかったわ。今度はうな重の松にするわ。あ、ナツメうなぎも食べてみたいわ♪」いけないとはわかってはいてもやめられない昼の営み、どこまでも落ちていく私、今日もそして胃袋の中にすべてが落ちていった。・・・。食(しょく)は色(しょく)とも言いますが最高の食は最高の色を生み。不老不死につながり、子孫繁栄にもつながるのでしょう。西村のうなぎには美女がお似合いなのです。ある日の昼下がり妻とうなぎを食べていて西村さんのうなぎを愛おしむように貪る妻を見ながら妄想してしまった若旦那より(笑)

うなぎ西村

03-3713-6548

東京都目黒区下目黒3-13-10

[店頭販売]
10:00~19:00頃
[店内お食事]
11:00~14:00

定休日 水曜日
▼清水湯からのアクセス