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自律神経には温泉でしょう。(温泉健康ブログ)


実は昔、20代の頃カラダを壊したことがあります。清水湯を継ぐまえに一時、肉体労働をしていたのですが、あまりの劣悪な環境と労働状態からカラダを壊しました。それは突然寝ているときに呼吸が止まったことから始まりました。今でいう「無呼吸症候群」なのでしょうか、あまりの疲労に深く睡眠したことによる舌下の落ち込みが原因だったのでしょうか。その後もしばしば睡眠時に呼吸が止まることがあり、息苦しさと、寝ると呼吸が止まることへの恐怖で一杯になりました。そんなことが続いているうちに今度は嚥下障害的になり物を飲み込むことが何だかしづらい状態になりました。そんなこんなで病院に行くと、原因はよくわからないけど、不安神経症じゃないかみたいなことをいわれ「精神安定剤」が処方されました。根が真面目なので真面目に飲んでいるとなんだかボーっとしてくるのがわかるんですが、もともとのテンションがこんなの「俺じゃない」みたいに感じるんですね。だから医者の診断も無視して飲むのはやめました。

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あの時の何だかよくわからないけど調子が悪かった時期はいまでも不思議だけど貴重な時期でした。こんな頑健な人間でもある意味不健康になってしまう、それは不健康というより不健全だったのかは定かではありませんが、それと薬の副作用、精神安定剤はその後一度たりとも飲んだことがありません。そんな自身の唯一体調を崩した時の対処法はお風呂に入ることでした。まだ黒湯が出る前だったので熱い銭湯にじっと入るのを繰り返すんですね。それも大量の水を飲んで、医学的な論拠はありませんので、おススメはしませんが、とにかく大量の汗を掻くようにしました。カラダにたまっている毒素を抜くように、そしてお風呂に入りながら柔軟体操をしつつ、腹式呼吸をしました。それもロングブレスです。そうすると不思議と呼吸はもとに戻ってきました。精神的なフラットな状態、そして自然な睡眠、よく眠れることで、寝起きのやる気が違ってくるんです。そうすると色んなことに挑戦したくなってくる。それがお風呂の健康スパイルだと言うことに後々になって気がつくのですが。今でもお風呂には一日最低2回は入っています、最近ではプラス岩盤浴にはいり、とにかく背骨を温まるように心がけています、それも春夏秋冬です。健康は毎日心がけるモノなんですね。積み立てていくものであり、築きあげていくものであり、カラダに貯金ももしていくものなんですね。なかなか崩れない健康を創る、それがお風呂であり、温泉なんではないでしょうか。今では46歳にして今が一番健康です!

武蔵小山温泉 清水湯若旦那談。