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毎日いいことしてる感がある商売。それは銭湯なんです。(温泉雑談)


行ないって大切だと、常々思っています。行いに(おこない)によってその人の、運不運が決まるような気がします。わかりやすくイメージすると、天秤があってその下にスイッチがついていて、善根と悪根の秤にそれぞれの行い分の行いがのっかっていくイメージなのですが、善根の行いを積んでいけばおのずと秤の皿が重くなって下のスイッチを押してくれて、ハッピーのスイッチがその瞬間に入るような気がします。悪行もまたしかりでしょう。そんなお釈迦様が言いそうなことを普段から意識している若旦那ですが、(笑)銭湯という稼業が、人をハッピーにする商売だということにものすごく確信しているんです。ただでさえカラダが冷えていれば、温かくなるだけでも幸福感に包まれますし、心の冷えにもお風呂にはいるだけでもかなりの改善があるのは間違いない事じゃないでしょうか。

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ハートゆオーミングな銭湯をめざしています。

人の幸不幸はあんがい心の在り方、また持ち方ひとつでコロコロかわるものですし、時間の経過で何であんなことに悩んでいたんだろうなんてことはよくあることで、そうであれば、無理やり温めたとしてもカラダや心にもともともっていた安心感、幸福感をもたらすのではないでしょうか。人を幸せに出来る商売って素晴らしいじゃないですか。それを正直感じるので、僕まで幸せになっていくのがわかるんです。まちがっても人を不幸にする、その上に自分の幸せを築くなんて外道の所業とは真逆である銭湯の職業に最近誇りさえ感じるようになりました。次は第3の温泉を掘るべく現状に満足せず、常に成長、そして常に自分の幸せを求めて銭湯を通してもっと沢山のひとに幸せになってもらうと思っています。

武蔵小山温泉 清水湯若旦那談。