Oの奇跡。(温泉の効能)
2014年03月05日
清水湯を建て替えるまえに全国の温泉を湯めぐりしたのですが、日本は温泉立国本当に情緒と趣が素晴らしく、都心の銭湯がどうあがいてもあの雰囲気は作り出せないと観念しました。それこそ町全体で温泉場としての町作りをしていることをかんがえると、心を一つにして目に見えないところから切磋琢磨しているであろうことは容易にうかがい知ることができるんです。そして個店がそれぞれに努力をして、全体の底上げが人気のある温泉場であればあるほど強固にされているんです。温泉場とは少し違いますが、小江戸川越も町自体が江戸の町のようで今大人気のスポットになっていますし、かならずキラーコンテンツというのでしょうか、格闘技で言えば、必ず必殺技があるのが人気のある町の要件になっているようです。愛する武蔵小山はパルム商店街という必殺技があるので、毎年沢山の方がたが来訪していただいております。
そんな中で清水湯が武蔵小山の町のためになにかお役に立つことはないかといえば、やはり温泉を用いた地域貢献しかないと思うんです。幸い2つの天然温泉には、それぞれ普通のお湯と体感として違う効能を感じることができますし、武蔵小山の少し下町チックな雰囲気に和風な銭湯清水湯もマッチしていると思うんです。当初、ハワイ風にするか、バリ風にするかすこし悩みましたが、やはり和風にして正解でした。(笑)天然温泉の黒湯は美肌作用、肌がしっとり、化粧水をふりかけたような感じになり、保温効果も高く、黒湯ですが透きとおった黒湯なのが東京の黒湯の中でもかなり貴重な部類じゃないかと思います。黄金の湯も地中1500メートルもの大深度から超新鮮な状態でくみ上げ、それを贅沢にかけ流しで湯船に注いでいるのですが、Oの奇跡じゃないですが、温泉の奇跡ともいえる、正直450円の銭湯価格でこれだけの2つの天然温泉がふんだんに使われているところは、山の温泉場以外ではちょっと知りません。ガスも電気も手間もものすごくかかるのですが、自分が入ったら嬉しいものをお客様にご提供したいと思ってたらこんな銭湯になってしまったというだけのことなんですね。まだまだ寒い時期も続きますが心もカラダも温めて健康で活動的な生活を続けてみてはいかがでしょうか。
武蔵小山温泉 清水湯若旦那談。
カテゴリ:想い