皆さま、日頃より大変にお世話になっております。今、季節は秋、秋と言えば読書の秋、食欲の秋、スポーツの秋。特に運動は夏の灼熱の炎天下の下、アスファルトも焼けるような中では体には酷使すぎて運動をするには東京の都会の夏は不自然な季節ですが、秋は涼しい気候の下、不思議と体も楽に動かせるものです。運動会や各種スポーツ大会が春や秋に多いのも頷けます。そして夏の疲れは秋に出やすくて運動後のケアや身体のメンテナンスを季節の変わり目である秋から冬にかけて行う事は結構大事な事なんです。例えばこれからの季節多い症例が心筋梗塞や脳溢血、虚血性心疾患などの循環器疾患は寒くなることにより高血圧になる傾向から発症する割合が増加してきます。睡眠や食事を規則正しくバランスよく摂ることはもちろんの事、適度な運動も生活習慣の中に取り入れることは大切な事です。体の血液の流れを良くしていく生活習慣を心がけたいものです。
- 厚生労働省の指針メッツ表。こんなのご存知でした?
ちなみに「老化は足から」と言われますが、厚生労働省の指針で身体活動と運動の強度の目安として「Mets」メッツという単位があります。安座して座っている状態を1メッツ、散歩程度を3メッツ、実は普通の入浴や水中運動は1,5メッツから4メッツ、ちなみに水泳は11メッツと水中(お風呂の中も含めて)は運動強度が高いのです。運動は続けなくては意味がなく、無理なく楽しく簡単に出来ることが何よりですし、その意味ではまずは歩く行為(散歩)と組み合わせて、水中運動に匹敵する温泉入浴をおススメいたします。僕自身、水泳大好き人間で昔カッパと言われていましたが、屋内プールでも温水が冷たいこともあり、体を冷やしてしまう可能性もあるので自然と体を温めながら脈拍を若干上昇させて心肺機能を向上させることが出来き簡単で誰でも出来る清水湯まで歩く散歩と温泉入浴を組み合わせた健康法が一石二鳥でおススメです。(手前味噌ですみません笑)一つお願いしたいことが、寒くなる季節、外気の温度差で体が冷えているにも関わらず温泉に温まり過ぎて「逆上せ」てしまうこともご注意してください。特にご高齢の方、体調のすぐれない方、初めて武蔵小山温泉・清水湯をご利用される方は温泉入浴の前には必ずかけ湯をしてください。温泉を衛生的に保つ意味合いもありますが、急激な全身の入浴は避けてまず腕、足、下半身、上半身と順番に四肢からかけ湯して体幹を温めていくようにします。イメージは心臓に遠い部分から温めていき体を湯温に慣らしていく事が大事になります。少し話が横道に反れてしまいましたが最近、お風呂に浸かり過ぎて救急車で運ばれるお客様がいらっしゃるようなので、逆上せには十分お気を付けください。空腹時や飲酒、酩酊状態、風邪で体調が悪い時なども逆上せる確率が高くなりますし普通のお風呂と違い天然温泉なので本当に温まり過ぎてしまいますの無事故、安全で清水湯の温泉を堪能していただけましたら嬉しいです。
- いわゆるボキっとできる可動域の範囲。
腰椎の深層筋。(よく言うインナーマッスル)他にも重層的に筋肉があります。
さて前置きが長くなりましたが、季節の変わり目で多いのが、腰痛や頚痛、いわゆる関節痛など季節、気圧もそうですが、体調の変調は生活習慣などにも密接にかかわっています。特にこの中の腰痛になる原因は無数にありますが、例えば内臓疾患でも腰痛は現れます。膵臓がんなどは背部痛(左背部の痛み)が現れます。腰痛は大きく分けて椎間板異常、外傷性傷害、脊椎異常、加齢による老化現象など、リウマチ、糖尿病、心因性ストレスや先の悪性腫瘍など多種多様です。で一番多い腰痛の原因は運動、エクササイズ、急激な動作、不自然な動作などによる筋肉やそれに付随する腱、靭帯の過伸展、過回旋、過伸張(これらは可動域を超えた筋肉、関節の捻転―ハイパーエクステンションの事です。単純に急激にひねり過ぎた状態のことを言います。)そのことによって筋肉の炎症、いわゆる筋肉の捻挫、総じて筋筋膜痛症候群がおこります。これは2,3日じっとしてれば結構楽になるものなんですがいわゆる急性の筋筋膜痛症候群のぎっくり腰はなった瞬間から地を這うように体の自由が相当、制限されますし、実際、僕も何度もなったことがありますが仕事になりませんし少し楽になっても明け方にはまた体の強張りも伴ってギックリ腰の痛みが再発してきます。この筋筋膜痛症候群、実は結構簡単に直るんです。捻挫とは筋肉組織がハイパーの状態になっていてその状態でロックされているのですが、瞬時に正確な方向に筋肉、関節の可動域の左右にあるいわゆる遊びの部分(過伸展と正常な可動域の中間域。上記の可動域の図参照)この部分に正確にスラスト(カイロプラクティク用語でアジャストとも言う。)することによって筋組織を通して、また脊椎の神経根を通じて脳に反射を起こすことによって筋膜痛の部位に直接メッセージを送ることが出来るんです。)いわゆる一般的なストレッチの正確な角度と強度と速さで筋肉の収縮している個所を弛緩してあげることなんです。(単純に神経圧迫を解き放つ事です。)腰痛のみならず頚痛もカイロプラクティックは有効だということを経験しているのでご紹介させていただきました。(実は頸椎のアジャストメントを施術できる療術士は数えるほどしかいません、首はそれほど難しい技術なんです。)
これ絵だから見れるんです写真だと気持ち悪いです。
腰椎の棘突起、横突起につくマッスル。この辺の筋肉から考察しないと複雑な腰痛は理解できないかも。
話は少し戻りますが、清水湯3代目は一年を通してサーフィン、週二、三回道場に武道の稽古に行っています。いままでかなり捻挫、腰痛をはじめ重度の頸椎捻挫も経験してきました。その都度、等々力にいる神の手を持つカイロプラクターに直してもらっていました(笑)。ここの先生、天才なのに気さくで本当に面白い良い人なんです。あくまでも技術を医学的見地からしっかり理論立てて考察できますし、何でもカイロというような偏狭的な所は一切ないのでカイロのパラダイムと他分野の専門医学との立て分けも当然できます。当然のことですが内臓疾患、とりわけ悪性腫瘍や骨粗しょう症、脳疾患などにはカイロは禁忌ですので、最初に確りした問診から始まり視診、触診、その上で整形外科テストに基づいた熟練の手技療法を施してくれます。実はプロスポーツ選手もかなり行かれているようです。温泉で体を温めてからの施術は更に効果が上がりますので是非、清水湯のおススメ治療院に行ってみては如何でしょうか。結びに、色んな意味で行動の秋!体のセルフメンテナンスも施しながら健康第一で忙しい年末を乗り越えていきながら2012年新しい年を迎えてまいりたいものです。
影山カイロプラクティック治療院
東京都世田谷区等々力7−19−15
電話番号は03-3705-7810
治療費 3,000円。
参考文献、カイロプラクティック・マネジメント(ガッターマン)
健康運動指導者必携ハンドブック(財、健康・体力事業財団)
ネッター解剖学アトラス(H・ネッタ―)
▼清水湯からのアクセス
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