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8000歩のすすめ。(健康日本21@厚生労働省)


健康づくりのためのエクササイズの目安として2つの目標値があります。それは、身体活動量の目標(24エクササイズ)と運動量の目標(4エクササイズ)です。(目標値の目安は下記に記しておきます。)このエクササイズの目標値は週単位で身体活動であれば週24エクササイズ、運動量であれば週4エクササイズとなります。下の表を基に例を挙げるとすれば、身体活動としてのエクササイズは、健康づくりのための身体活動量の目標である週23エクササイズの身体活動を歩数に換算すると、1日当たりおよそ8,000~10,000歩位(1週間で56,000~70,000歩位)となります。また、週4エクササイズの運動は速歩なら約60分、テニスなら約35分に相当します。

1エクササイズの図解表です。

1エクササイズに相当する運動の例

時間(分) 活動内容
20分   ボーリング、バレーボール、フリスビー、ウェイトトレーニング(軽・中強度)

15分   速歩、体操(ラジオ体操など)、ゴルフ(カートを使って)、卓球、バドミントン、アクアビクス、太極拳

10分   軽いジョギング、ウェイトトレーニング(高強度)、ジャズダンス、エアロビクス、バスケットボール、水泳(ゆっくり)、サッカー、テニス、スキー、スケート

7~8分  ランニング、水泳、柔道、空手

1エクササイズに相当する生活活動の例

時間(分) 活動内容
20分   普通歩行、床掃除、荷物の積み下ろし、子どもの世話、洗車

15分   速歩、自転車、介護、庭仕事、子どもと遊ぶ(歩く/走る、中強度)

10分   芝刈り(電動芝刈り機を使って、歩きながら)、家具の移動、階段の上り下り、

7~8分  重い荷物を運ぶ等

何かのついでウオーキングがおススメ。

日々の生活の中で、上記を参照にしていただきながら、また分かり易い目安としては、女性8000歩(約6キロ)、男性8500歩(6,5キロ)の歩数を一日の目標にすることで生活習慣病の予防促進の目安として最近、厚生労働省が一つの目安として提案してきました。健康の指針として、いずれにせよ歩くという事は間違いなく体に良いことですのですし、ウオーキングって一番手軽ですよね。自宅から駅まで歩く、買い物は自転車を使わず歩く、子供の送り迎えは歩く、清水湯までは歩いていく(笑)など、つまらない体調の不調などに無関係の生活を送れるように、また清水湯の温泉に浸かりに歩いていくだけで健康になれるのなら一石二鳥ですので、どんどん積極的に歩く事を心がけてみてはいかがでしょうか。

参考文献、健康のための運動指針(厚生労働省)

武蔵小山温泉・清水湯専属・健康運動指導士。

 

 

 

 

2冊間違えて買ってしまいました。(一冊プレゼント!応募お待ちしています。)


いや~、石原先生の本。あまりに良いので間違えて大人買いしちゃいました。気が付いたら同じ本「冷えを取るだけで、女の悩みは全て解決する。温め美人プログラム」が2冊もありました。副題にこう書いてあります。【2週間で3キロ減!体質が変わり-体重が落ち-美肌が戻り-不調が解決する-「温」メカニズム】ぞくぞくするタイトルですよね。せっかくなんで、中身もすこしご紹介しちゃいましょう。75ページ目から81ページ目に良いお風呂の入り方が紹介されています。

こちらが抽選プレゼントの本です。

【湯船につかるからこそ、体がよ~く温まる!】 シャワーだけだと美肌効果が無いばかりか、低体温症の原因になります。「老廃物を出す」、「カラダを温める」と言う効果は入浴に軍配が上がります。更に入浴効果を何点か具体的にあげてみます。

①(温浴効果で血行が良くなって排泄が促される。)湯船につかると、血管が拡張され、血液が良くなります。内臓や筋肉にも血液がまわり老廃物の排出機能が向上します。

②(肌が綺麗になり、皮脂や汗が出やすくなる。) 温浴効果で体温が上昇して皮脂腺から皮脂が分泌されて、それが汗と混じり皮脂膜をつくり肌がしっとりします。

③(水圧により腹部が引き締まり、血行促進、排尿効果が高まる。) この水圧が血管やリンパ管を圧迫して血行を促進し、全身の基礎代謝を高めます。

④(白血球の働きが良くなり、免疫機能が上がる。) 温熱効果が白血球の働きを高め、免疫効果が上がり、血が綺麗になります。

⑤(脳内ホルモンが分泌されて血行がスムーズになる。) 体が温まることによりベータ・エンドルフィンが分泌されて体も心もリラックスします。排泄効果も高まり血液が綺麗になります。

上記の引用部分は一部分ですが、温浴効果イコール温泉効果と言っても過言ではないので、石原先生のお言葉を借りて温泉の素晴らしさが伝わればいいと考えています。更に先生は、運動の重要性(特に歩く事。)食事の重要性(断食法も含めて)そして(血、水、気の重要性を説いています)いかに、体を温めることが健康に適っていくのかを誰にでも簡単にできる方法と考え方を全ての人に分かり易く広めているので、僕も一助になれれば嬉しいです。さて、最近、石原先生の引用をブログで多用させていただいていたら、福岡にいる妻の美人姉さんが「石原先生の本を買っちゃった」と電話がありました。何気に僕のブログ読んでくれているので、嬉しくなっちゃいました。(喜)

メルマガ配信も毎月10日前後に配信しています☆彡

少しでも素晴らしい石原先生の健康法が広まれば素晴らしいことだと思います!そして今回のブログで参考にさせていただいた石原結實著「冷えを取るだけで、女の悩みは全て解決する。温め美人プログラム」2冊持っていても仕方ないので(笑)一冊プレゼントさせていただきます。HPのお問い合わせから入っていただき、「本希望」とメッセージを書いてください。(メルマガ登録も併せて行いますのでご了承の程お願いいたします。)メルマガ登録後に抽選で一名様に差し上げます。(出来ましたら清水湯に取りに来ていただければ幸いです。)また抽選発表は3月10日のメルマガVOL・3にて配信いたしますので何卒宜しくお願い申し上げます。

参考文献、石原結實著「冷えを取るだけで、女の悩みは全て解決する。温め美人プログラム

武蔵小山温泉・清水湯3代目談。

岩盤浴のすすめ。(汗腺トレーニング)


皆さま、立春が過ぎて暦では春の訪れが来たと言うのに、寒い日が続いていますね。なかなか寒くて汗を掻きづらいのも冬の季節の特徴ですよね。、夏は良いけど、冬は体重が増えるという人が多いのも冬の季節の傾向になります。でもこれは自然の摂理(リズム)であるという考え方も出来ます。今より原始の人類社会では生きる事がより過酷で、ぎりぎりの食生活のなかで生きていたわけですから、少しでも余剰の栄養は体に脂肪として蓄えようと蓄えようと自然に体が貯蓄(?)をしてしまうんですよね。更に太古の冬の季節はさらに過酷で狩りも植物も採りづらい季節ですから、自ずと人体が生きるために種を存続させるために、栄養分となる脂肪を身にまとうように体のシステムを組み込んでいったわけですよね。

カロリーバランスも大事なんですよね。

ただ太古の人類社会の摂取カロリーと消費カロリーでは、ひょっとしたらすんごくバランスが良かったのかも知れませんが、現代社会では間違いなく摂取カロリーオーバーであることは間違いないと思います。いや、断言できますね。欲しいものが食べたいものが、今は狩りに行かなくても、アマゾンや楽天などでクリック一つで何でも買えて、ちょっと運動といっても、すぐ近くのスーパーまでが今日の歩いた総数みたいなことが、往々にあります。それこそ100メーターもないのに自転車で買い物、下手したら車で行っちゃいましたみたいなことも、結構ある話です。やはり人間に2本の足があるのは偶然ではなく必然で、間違いなく意味のあることなのでしょう。つま先が前向きにあるという事、目が前についていることを考えても、人間はひたすら前向きに前へ、前へ歩き続けることが約束されていることではないかと考えてしまいます。世の中、万歩計という歩くイコール健康のバロメーターの健康機器があるようになるべく歩くことを意識して「老化は足から」と言いますので、健康的に歩く行為を取り入れていこうと思います。

おススメ岩盤浴!

さて前ふりが長くなってしまいましたが、【「岩盤浴の秘密」発汗健康法-遠赤外線とマイナスイオンの驚くべきパワー】五味常明著の本をやはりアマゾンでクリック一つで買っちゃいまいた(笑)読んでいて何が嬉しいかと言いますと、僕が現在、皆さまにご提供している清水湯の岩盤浴もこの著書を読むと素晴らしい理論が含まれていて、皆様に健康と言う素晴らしい仕事と健康を提供していることに少しだけ誇りを感じました。(喜)で、その本の中に【四季のある日本人には、当たり前ですが、冬は汗腺を休ませ、夏には汗をかく、しかし汗を掻きづらい現代人は汗を掻くトレーニングが必要になってきているのです。】とあります。更に【いい汗を掻くには汗腺を鍛えることも必要です。鍛えると言うよりは退化しかかった(汗腺のリハビリ)が必要と表現したほうが適当かもしれません。人間の身体は使ってない能力が落ちてきます、それを(廃用症候群)と言いますが汗腺は特にその傾向が強い】と言うのです。さらに【トレーニングと言っても特別な事ではありません、汗腺を刺激して目覚めさせる】だけの事なのです。【医学的には(暑熱順化)といい、(能動汗腺)を増やすメカニズムです。】と、岩盤浴に入って気持ちの良い汗を掻き、もともと持っていた健康体を甦らせてみてはいかがでしょうか。

参考文献、「岩盤浴の秘密」発汗健康法-遠赤外線とマイナスイオンの驚くべきパワー 五味常明著

武蔵小山温泉・清水湯3代目談。

幸せホルモン セロトニンと温泉の関係。


皆さま、脳内物質セロトニンってご存知ですか?セロトニンとは・・・・神経伝達物質で心と体を整える大切な働きの一つなんです。セロトニンは脳内で作られ、その材料となるトリプトファンというアミノ酸は肉や牛乳から摂ることができます。セロトニンのもっとも効果的な取り入れ方は牛乳をたくさん飲むことと言われていますが、緑黄色野菜にもセロトニンが分解されると刺激されるメラトニンも大量に含まれています。また、トリプトファンをセロトニン工場である脳に送り込むためには、ブドウ糖 も同時に体内に取り入れる必要があります。セロトニンは、睡眠導入作用のあるメラトニンというホルモンの分泌を促進します。体内にメラトニンが増えてくると、だんだんと眠くなってきます。

多いと幸せ感を感じるんです。

脳内物質セロトニンが増えると、鎮静作用によって精神状態が落ち着いてイライラしなくなり、よく眠れるようになりまうす。セロトニンが不足すると・・・気分が不安定だったり、寝つき・寝起きが悪くなったり、何かを気にし過ぎたり。脳内物質のバランスを保ち気分を落ち着かせながらも活動的にするのがセロトニンなんだですが、そのバランスが崩れたときは大きな影響が出ます。逆にセロトニンがいっぱいだと・・・セロトニンによって脳が活性化してスッキリの状態が持続するため、前向きな気分になれて気持ちも落ち着いて過ごせる。更に朝の太陽の光に刺激され目覚めと共に分泌が始まりますので、早寝・早起きは健康の第1歩というのには理由があったんですね。

セロトニンの効果。

・活性酸素の退治
・鎮静作用
・免疫機能の向上
・老化を抑える
・ぐっすり眠れる
・血圧を下げる
・心拍数を減少させる
・白内障の予防、回復等

特に植物に含まれている含有量では、清水湯でも販売している有名な青汁がダントツ一位なんです。道理で毎日500ccも飲んでいる清水湯3代目は何処でも一瞬で眠れるんですよね。実際に良質な睡眠は健康の大前提でダイエットも睡眠がしっかり取れるかはかなり重要な要素を占めています。

実は清水湯は青汁が売っているんです。7個入りで1300円、一袋90cc200円。

メラトニンが含まれる量(服部淳彦助教授の分析)
品目 メラトニン量
ケール(幼植物、室内栽培) 43,000
オーツ麦 1,796
スウィートコーン 1,366
米 1,006
大麦若葉(室内栽培) 942
カイワレ大根 858
ケール(成葉、室内栽培) 696
あしたば 623
ショウガ 583
春菊 417
トマト 253
バナナ 236
キャベツ 107
数字は、1グラム中に含まれる量。
単位はピコグラム(1012ピコグラムが1グラム)
人の睡眠中に含まれるメラトニン量(ピーク時)は
6歳で1ミリリットル中125ピコグラム、中年になると
子供時代の半分しか分泌されない。   1996/5/1日刊スポーツより

 

温泉でホルモン分泌させちゃいましょう♪


またセロトニンは「精神安定ホルモン」、「幸せホルモン」と言われていて、温泉に浸かって「ふ~、幸せ~」とつぶやくとホルモンの分泌が促進されると言われています。人間の健康や幸福感って案外「病気は気から」と言われるように「幸福も気から」始まるものなのかも知れませんね。毎日、温泉に入浴するだけで、幸せホルモンのセロトニンが分泌されて幸せ感が増大して、前向きに明るく力強く幸せになっていけたら最高ですね。青汁を取り入れたバランスの良い食事を心がけながら、温泉セロトニン健康法で充実した毎日を過ごしていってみてはいかがでしょうか。

参考文献

セロトニンの話 http://www.d8.dion.ne.jp/~k-ochiai/serotonin.htm   ぐっすりネット http://www.gussuri.net/002_2/ent186.html

遠藤青汁 http://www.1yasuragi.jp/aojiru/meratonin.html  セロトニンを増やす方法 http://karadasihon.com/sutoresu/serotonin.html

武蔵小山温泉・清水湯3代目談。

 


入浴の起源☆彡


みそぎ(禊)と沐浴。どちらも今の時代あまり馴染みのない言葉ですよね。正直僕もいまいち読めませんでしたし、本当の意味が分かりませんでした。禊(みそぎ)とは身を清めること、沐浴もほぼ同じで行水などで身を清める事。ほぼ同じ行為と意味合いの事だと理解しても良いと思います。たまにテレビなんかでガンジス川のほとりで川の中で水浴びしているのを沐浴と言っているのをみたことがありますが、ただ形式だてた儀式の前に行う行為としての意味合いがどちらも強くて「沐浴の功徳」、など現在でも手や口をすすいで清めるなどの行為を禊(みそぎ)として行なうこともあります。実は銭湯が出来る大昔の入浴行為(川での行水や井戸で身体を清めるなど)はこれらの禊(みそぎ)や沐浴(もくよく)などといった儀式的な行為が、仏教伝来とともにあったとされています。

ガンジス川のほとり。

それは日本の3世紀ごろの中国によって日本(当時、倭の国と言われていたころ)のことを書いた「魏志倭人伝」という書物の中にも明らかになっています。これらの流れの中で特定の人しかおこなっていなかった宮中などでの浴室での入浴(沐浴)と言う行為が、だんだんと庶民に広まっていったのではないかと考えられています。ただ温泉に浸かる行為は仏教伝来などとは関係なく山でお猿さんなどが自然の内に入っている行為を見ていたりして人々も自然の中で温泉の効能や効果を自然と享受していたと考えられています。僕も目の前に自然の温泉が湧いていれば、何も考えずに入っちゃいます。(笑)でも昔の古文書などに温泉(入浴行為)と伝統文化の関連性などはかなり多くて例えば鎌倉時代の「吾妻鏡」(あずまかがみ)などでもお布施の一種で施浴などと称してお風呂を沸かして寺院などで入浴をしていたと言います。

銭湯文化の第一人者。

今の時代は良いですね。権威の象徴などとは無縁の庶民の毎日楽しめる身近なものとして町に沢山のお風呂屋さんがあり、好きな時に好きなだけ入れる温泉があるし、普通に温泉入浴を楽しめられるのですから。それにお風呂に入ること自体が健康に繋がっていく事を考えると土曜、日曜日の特別な行事ではなく、毎日でも楽しんで入浴する習慣が出来上がると全国のお風呂屋さんもこんな嬉しい事は無いと思います。さらに武蔵小山温泉では2つの天然温泉が手ごろな450円の銭湯価格で楽しめます。心も体も温めて寒い冬のシーズンを乗り越えてまいりましょう!

参考文献、あ~極楽の銭湯史(NHK歴史に好奇心)町田忍著  画像 ソニー損保

武蔵小山温泉・清水湯3代目

 

新聞の健康コラム(感染性胃腸炎)


感染性胃腸炎とは細菌やウイルスなどの微生物を原因とする吐き気、嘔吐、下痢、発熱、腹痛などの胃腸炎の総称です。主なものにノロウイルス、ロタウイルス、サポウイルス、アデノウイルスがあります。特に冬場に流行するノロウイルスは大規模な流行になりますので警戒が必要です。感染経路で多いのは、

①感染した人の便、嘔吐物に触れた手指を介して口から感染。

②便、嘔吐物が乾燥してそれが塵となって舞あがり、呼吸とともに取り込む。

③感染した人が手を洗わずに調理したものを口にいれて感染。

④ウイルスを内臓に取り込んだカキ、シジミなどの2枚貝を不十分な加熱処理で食べる。

手洗い手順。

ノロウイルスは感染後24時間~48時間で発症します。通常症状は1,2日間と短期間、続きますが乳幼児、高齢者では脱水症状など重症化することがありますので注意が必要です。

更にロタウイルスは感染後24時間~72時間で発症し、5,6日間は症状が続き便が白くなることもあります。ウイルスの感染力は強くて口に10個以下のウイルスで感染します。流行期は1月から5月生後6か月から2歳の乳幼児に多く、日本では5歳までにほぼ100パーセント感染すると言われています。

手洗いうがいを忘れずに。インフル予防にも。

ノロウイルスもロタウイルスも現在効果のある抗ウイルス剤はないとされています。予防のために最も大切なのは手洗い、うがいをすることです。また罹患した時は、水分と栄養補給を十分に行い、特に乳幼児と高齢者は早めに受診しましょう。とくに高齢者は嘔吐物が誤嚥といって気管に入ることによって肺炎を起こすことがあるため嘔吐の症状が治まったら少しずつ水分補給をして安静にします。回復期には消化しやすいおかゆ等の食事で体力回復を図りましょう。

参考画像、サラヤ株式会社。

武蔵小山温泉・清水湯専属健康運動指導士。

 

生活習慣病の基礎知識~高血圧症。


生活習慣病って字のごとく「生活」と「習慣」が病の元になるという事なんですよね。ですから「生活」をあらためる、見直す。「習慣」をあらためる、見直す。ただそれだけの事なんだと思います。「一病息災」といって少しくらい病気や調子が悪い方がかえって気が引き締まって長生きするという説もあります。僕的には「体の健康」よりも「心の健康」が実際は大切だと信じています。ただ予防できるものや、未然に防げるとわかっていながら、不健康になることはもったいないと考えています。さて高血圧症の基礎知識を項目別に立て分けてなぜ高血圧症が問題なのかを記してみたいと思います。

習慣をいい習慣にするだけです。

・高血圧とは血管の中を流れる血液の流れが、動脈の壁にあたえる圧力の事、日本血圧学会のガイドラインには、収縮期血圧140mmHg以上または拡張期血圧90mmHg以上で高血圧と判断されます。

高血圧がなぜ問題なのか?

・一般に加齢に伴い動脈硬化は進行するが、高血圧があると血管は絶えず強い圧力を受けることになり動脈の弾力性が失われ、傷ついた動脈壁にコレステロールが溜まって、動脈硬化が進行する。

・高血圧を放置していると、脳、心、腎などの重要臓器障害が発生する。臓器障害には次の2種類がある。

①高血圧に基づくもの:心肥大、心不全、腎不全、脳出血、網膜の浮腫、出血など。

粥状動脈硬化に基づくもの:脳梗塞、狭心症、心筋梗塞。

高血圧は脳血管疾患、虚血性疾患、心不全、突然死、腎不全、抹消動脈疾患などのリスクを高める。

健康が一番です。

高血圧の予防として軽めから中程度の運動が効果的と言われていますが、軽症高血圧者は中程度(指標として心拍数110/分)を1日60分週3日程度あるい1日30分・週6日行なうことが良いとされています。また、食事の改善でも効果が期待できます。減塩は当然の事ですが、皆さま、「まごわやさしい」というのを聞いたことがありますか?「ま」は豆類、「ご」はごま、「わ」はわかめ、「や」は野菜、「し」はしいたけ、「い」はいも類。カリウムや食物繊維は余分な塩分を体外に排泄する働きがあります。(腎症の方はカリウム摂取は医師にご相談してください。)最後に生活習慣の降圧効果での生活習慣修正の順位は1番 「減量」、2番「食事療法」、3番「運動」、4番「減塩」、5番「節酒」の順になります。

温泉入浴の際は、かけ湯などをして、事前に身体を温泉に温度に馴染ませることが大切になります。皆さまにとって、温泉入浴が健康の一助になることを願っております。

武蔵小山温泉・清水湯専属健康運動指導士談。

参考文献・健康運動指導士必携ハンドブック

交感神経と副交感神経。温泉の効能。


温泉のイメージと言うと、だいたい何度ぐらいのイメージでしょうか?一般的に42度の温泉に入ると温熱効果により交感神経が刺激されて血管の拡張、心拍数の増加、そして血圧が高まります。また他方、38度以下程度のぬるい温泉では副交感神経が働いて気持ちが落ち着いてきます。さらに胃腸の働きを促進すると言われていて、とくに体温と同じ程度の湯温が体の刺激も少なく、血圧、脈拍が安定すると言われています。したがってぬる湯は入浴時に起こる事故で脳血栓、心筋梗塞などの循環機能不全を予防するのには優れていていわゆる禁忌(血管系の疾病をかかえている方)にも安心して入れる温泉となります。

ぬる湯も良いけど熱湯も好きなんです。

また精神的にも落ち着きますので、情緒不安定であったり不眠症などの温泉療法も効果があると考えられていますのでぬる湯は湯治に最適な温度なんですね。さて清水湯の黒湯はすべて42度、そして黄金の湯は約40度から42度若干の低めの温度に設定しています。露天風呂での適温はあまり高くない方がいいと言う思いからですが、高血圧などの対策として外気と湯温の差が大きくならない様にしているためです。決して湯治効果は副交感神経を働かせるだけが全てでは無いので、しっかりと湯から上がっては入り直す「反復浴」を繰り返し温泉成分を皮膚から浸透させていく事が大切で、温泉に含まれる有効成分による理学作用を享受することができるようになります。

入浴が健康の一助となりますように。

また清水湯の天然温泉は2種類あり、黄金の湯の塩化物ナトリウム強塩温泉と黒湯の重炭酸ソーダ泉の2種類の薬理効果がダブルの相乗効果で身体に浸透していき美肌、健康の効果が表れるものと思います。ぬる湯は副交感神経で安眠、精神的な安定等、熱湯は交感神経で別名「昼の神経」と言われていますので活力を出したい時は、清水湯の温泉と覚えておいてください。ぬる湯か熱湯かはお客様の好みですのでそれぞれ温泉の薬理効果、理学効果を少しだけ頭に入れて温泉入浴を楽しんでみてはいかがでしょうか。

参考文献、湯治で元気になる! 石川理夫著

交感神経と副交感神経 http://a-supplement.net/jiritusinkei/koukansinkei.html

武蔵小山温泉・清水湯3代目談。