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家事も健康アップに


最近の健康作りには、運動以外に、日ごろの家事や、生活スタイルで筋力維持や、バランス感覚の維持、または高齢者の転倒予防の意味でもお掃除などの日ごろ普通に行う家事などで予防することが脚光を浴びてきています。僕も運動が好きで10年以上ジムに通っていた時期もありましたが、いわゆるマシントレーニングにしても有酸素運動にしても、パーソナルトレーナーがいるか、かなり競技として目的意識がないと、かなり惰性に流されがちな運動になりがちなんです。

温泉入浴が一番手軽な健康法なんです。

実際、程よい健康を維持したいのであればそれでいいのですが、運動強度的には日ごろの家事程度でも十分同程度の運度強度を得ることができるんです。特に階段の上り下りは是非、階段を使用してしっかりと脚力をつけたいものですし、草刈であったり、炊事洗濯なども奥様のお手伝いがてら健康的に家事をこなしていくのも、おすすめです。

清水湯の露天風呂には転地効果もあるんです。

年齢を重ねるごとに足腰は知らず知らず衰えていくものですが、歩く、活動する、という前向きな気持ちを持ち続けて、生活強度を維持していくことによって、わざわざ、さー運動しようなどと気持ちを奮い立たせなくても、自然と矍鑠と(かくしゃく)壮健(そうけん)な生活が送れると思うんです。適度な運動(家事)と健康温泉入浴法を組み合わせて、手軽に気軽に、いつまでも健康でいたいものです。

武蔵小山温泉 清水湯3代目談。

 

かけ湯が大切なんです。


お風呂にはいっていて、頭がくらくらしたり、立ちくらみしたり、目の前がチカチカしたり、そういう経験をしたことってありませんか。やはり日ごろの生活の中では、知らず知らずに疲れがたまっていたり、血流の流れが滞ってしまったりして、調子がすぐれない時もあるものですが、3代目の僕もたまにお風呂からあがった時に目の前がチカチカして頭がくら~っとしてしまうこともあるんです。毎日、温泉に入って温泉に慣れていても、軽い「のぼせ」というのはあるものなんです。ましてや冬の季節高齢者の方などは特に温泉入浴は気をつけなくてはいけないと思うんです。

カラダをお湯に慣らしてからお風呂に入ってください。

厚生労働省によると、入浴中の事故は年間の交通事故よりも多いということなんですが、原因の一つに血圧の上昇が関係しているんです。それは、寒いところから、または冷たいカラダを急激に熱いお風呂に入ることによって、さまざまな危険が潜んでいるんです。急激にカラダを冷やすと血管が急激に収縮して血圧が上昇、脳内出血などの血管系の疾患を引き起こすこともあるんです。また、その後の熱いお風呂に入ることによって急激にカラダを温めることによって、逆に血管がゆるんで、血圧が急降下して意識がぼーっとする意識障害などいわゆる「のぼせ」になることがあるんです。

健康的な温泉入浴で健康長寿を手に入れましょう。

とくに高齢者は体温を調整する機能がうまくいかないこともあるので要注意です。それでも、温泉入浴が何よりも楽しみという方もたくさんいらっしゃいますので、安全に入浴するためには、やはり、事前の「かけ湯」でカラダをこれから入る温泉の温度に慣らしていくことが大切なんです。まずは、手足からそして体幹にお湯をかけてください、カラダをキレイにすることにもなり、お風呂のお湯をキレイに使うことにもなりますし、事故予防にもなりますので、かけ湯は必ず実施していただきたいと思います。。これからの時期さらに寒さがつのり、さらに温泉が恋しくなってまいりますが、絶対無事故、そして心もカラダも気持ちよく温まる温泉入浴を楽しんでみてはいかがでしょうか。

武蔵小山温泉 清水湯3代目談。

参考文献、朝日新聞 冬の入浴、寒暖差が大敵。

銭湯レボリューション(革命)といっても当たり前のことですが・・・。


皆さま。日頃より沢山のお客様にお越しいただき誠にありがとうございます!銭湯の日頃の心構えとして、“絶対無事故、安全安心安全、常に清潔”が絶対条件なんです。この3つは当たり前のことなんですが、今年、リニューアルから5年目ということもあり、再確認しておこうと思います。絶対無事故とは日ごろから気を付けていけば事故を起こさないことは可能なんです。よく車の事故でもハッとするヒヤッとすることが何百もあり、大事故にいたっては、無数のヒヤリやハッとが伏線としてあるらしいのですが、大体が後手、後手になることによって本来ヒヤッとやハッと程度で済むものが大事故に発展してしまうようなのです。でしたら常に先手先手で事故になる前に手をうっていけばいいだけのことなので、心構えとしても常に絶対無事故を心がけています。

いつまでも、「いい風呂だね」と言われるように♪

日ごろの設備保守、メンテナンスはお休みの月曜日もするようにしていますし、設備の不具合でご迷惑をおかけすることの無いように細心の注意を払っています。安心安全はこの絶対無事故の心構えのなかから生まれてくるものですが、誰もが安心して楽しくゆったりと温泉を楽しんでいただける銭湯を築いてまいります。常に清潔にこれは、何よりも大切でまた安全と同義語になりますので、温泉でいえば、常にフレッシュな温泉を供給すること、手足カラダが触れるところは徹底して清掃をすること、とにかく温泉利用者の義務ですが、カラダを使った分だけお風呂がキレイになりますので、労をいとわず人任せにせず、常に掃除、清掃、洗浄を徹底的に自分の手で行うことが大切なんです。

地球の恵み。温泉も日ごろの保守メンテが非常に大事になってくるんです。

本当に清掃を徹底的にしている風呂屋は独自の清掃方法(別に清掃会社を立ち上げられるくらいの、実際、今は亡き2代目は洗浄剤を開発して会社をつくったことがあるんです。笑)の一つくらいはあるはずなんです。さて、これからも清水湯はお客様に最大限に喜んでいただける銭湯として、当然のことながら無事故、安心、安全、そして清潔の温泉銭湯を築いてまいりますので何卒よろしくお願い申し上げます。

子供とのコミュニケーションは銭湯がいいんです。


子供がお父さんとお風呂に入ってくれるのは男の子で11歳ぐらいまで、女の子は9歳ぐらいまでと言われています。(そのうち入らなくなると思うと寂しいのですが・・・)そこで、まだまだ、子供たちが、だんだん部活だとか勉強だとか、バイトであまり親と遊ばなくなる前にたくさんコミュニケーションをとっておこうと思いますが、それにはやはり銭湯でお風呂に一緒に入ることをおすすめいたします。(子供は東京都の条例では10歳以上は混浴できないとあります。)

親子で温泉最高です。

ですから、個人差はあると思いますが、親子で銭湯をどんどん楽しんでみることも親子のふれあいとしておすすめなんです。普段忙しくて子供と遊べないお父さん、帰るのが遅くて子供の寝顔しか見れないお父さん、たまの休みも遠出もできないお父さん、そんなときはすぐ近場の銭湯で1,000円もあればお釣りが来る銭湯で子供たちとコミュニケーションを図ってみてはいかがでしょうか。お風呂にのんびり浸かりながら、日ごろ足りなかった親子のふれあいの時間をお風呂に入っているからこそ、できる話もあるでしょうし、話すことによって、親子の距離がぐんと縮まるものなんです。お風呂上りには温泉玉子とラムネで決まりです!

湯煙(ゆけむり)の中で親子の語らいを~。

でも子供の頃の思い出ってとくに親父が遊んでくれた思い出は、親父がいなくなってからは一段とちっちゃなことでも懐かしいものとして心に残るものなんですよね。僕もなるだけ子供との思いでつくりを一生懸命作っていますが、なにも特別なものではなくて、お風呂屋さんによく連れていってもらったなんて、あの時のことを思い出すと、心までも温かくなってくるそんなセピア色の思い出を銭湯・清水湯で作ってみてはいかがでしょうか。

武蔵小山温泉・清水湯3代目談。

参考文献、全国浴場組合。育浴・東京ガス風呂文化研究所。

 

いくよく。(いくよくるよじゃありません・・・笑)育浴なんです。


最近では、食事の教育を食育、お風呂の教育を育浴というそうです。重ねていくよくるよ師匠のことではありません。(僕)僕もこの育浴のかんがえ方には大賛成なんです。それは、この裸の付き合いのできる唯一の地域に根ざした社交場としてあるのは、銭湯だけとかんがえているからなんです。また、銭湯の特徴として、老若男女が肩書きや、地位、名誉など関係なく、ただの裸一貫、それこそ立って半畳、寝て一畳のただの一般庶民になれる場所でもあるんです。ですから風呂場では嘘も虚栄も張れません、あるのは、すっぽんぽんの裸一貫の自分だけです。

銭湯こそが、心の温かみを作ることのできる唯一のコミュニティーなんです。

そんな中で、大人は子供に恥ずかしくない人としての振る舞い、子供は大人から注意されない社会性を身につけることが必要になり、また、礼節や一般的なマナー、お互い譲り合いや感謝の念などを培うことができるのが、銭湯の良さなんです。昔から銭湯には、いろいろ教えてくれるおじさんや、おばさんがいて、僕も子供の頃は、カラダの洗い方から魚の釣り方、学校での悩みなどもいろいろ話を聞いてくれたりしてくれた思い出があります。

人間同士の小さい差異など温泉の湯船でさっぽり流しちゃいましょう。

こういった裸で付き合える、地域の社交場は銭湯しかないのではないでしょうか。やはり人は一人では生きていけませんし、挨拶できる人や話ができる人が居るということは、なによりも生活がパッと明るくなってくるものですし、お風呂に入ってサッパリ気持ちよくなることだけでも十分なのですが、なぜか知らず知らずにお風呂の入り方も覚えることをかんがえると、このお風呂のある銭湯という広場は、一般常識やマナーを育む場所として適していると思えるのは僕だけではないと思うんです。お休みの日はご家族で、またお一人様でも、銭湯を身近なものとして、自然と人の振りを見ながら我が振りを見つめ直せる銭湯にきていただいて、育浴されてみてはいかがでしょうか。銭湯の思い出はいつまでも心に残っているものなんです。

武蔵小山温泉 清水湯3代目談。

 

 

和温療法とは。(わおん)


先日のたけしの家庭の医学にもとりあげられていましたが、和温療法とは何なのか、少し掘り下げて調べてみようと思います。そもそもは鹿児島大学大学院の鄭忠和先生が提唱されている新しい治療法なんです。和温とは【なごみ、あたためる】という意味で、温熱療法として慢性心不全、閉塞性動脈硬化、慢性疲労症候群、繊維筋痛などに効果をあらわしているんです。鄭先生の温熱療法はいわゆる癌(がん)の局所的な温熱治療と違い、全身的な「和む程度の温度での全身療法」なんだそうです。この和温療法のいいところは外科的な心的、身的負担がなく、誰にでも安全で安心に優しく治療のできる療法ということなんです。

地域に貢献する銭湯を目指しています。

この和温療法は約10分から15分の加温でカラダの深部温度を1度から1、5度上昇させて更に30分間の保温状態でカラダの体温を上げた状態で保持することなんです。これだけで、薬物療法では難治性の心臓移植の適応となる重症心不全、難治性潰瘍、閉塞性動脈硬化、シェ―グレン症候群に伴う唾液分泌不全などに全身の血管機能を改善して、中すい、末梢神経などを活性化させることで効果をあらわすんです。

健康的な生活習慣として温泉入浴を取り入れてみては如何でしょうか。

また、和温療法を一日1回、35日間続けると一酸化窒素等が増えて、血流の改善が得られるんです。と、鄭先生の和温療法のホームページの文章をそのまま書き出してみましたが、要するに気持ちよく普段の生活習慣のなかでお風呂に入り、カラダを和ませてあげて、一日の疲れをとってあげて、明日への活力を充填してあげながら、健康になっていけばいいだけのことのように思います。昔からお風呂、温泉入浴は日本人の健康の元となっていますし、切っても切れない健康文化なんですよね。日本人の大好きなお風呂文化がそのまま健康文化というこの素晴らしい日本文化をこれからも、一銭湯として守り続けていきたいと思います。

武蔵小山温泉 清水湯3代目談。

参考文献、和温療法21世紀の革新的治療法。鄭忠和先生。

NOって何!?(王、長島じゃないんです。)


先日、【たけしのみんなの家庭の医学】でやっていた若返り物質NOについて特集をしていました。このNOとは【一酸化窒素】のことで本来毒なのですが、一酸化窒素は血管の拡張作用があり、血流の流れを促進する作用があるんです。また、増山理先生(兵庫医科大学循環器内科主任教授)によれば、NOは血管の壁で作られ血管を緩ませることで動脈硬化などを予防、血管を若々しく保ってくれる物質といことなんです。

お風呂が健康にいい事が科学的に立証されてきているんです。

この一酸化窒素は体内で合成することができ、人それぞれ生活習慣によりその合成量にちがいがあるというのです。この一酸化窒素の量が実は若さの(アンチエイジング)の違いにもあらわれてくるらしいのです。そして、この一酸化窒素は実に簡単にふやす事ができるんです。テレビの中で、おすすめしていたのが、特段、運動をしていなくても普段の家事、掃除などで基礎生活運動量を増やすことだけで、十分に一酸化窒素は増加して、若返り効果があるとされています。また、さらに効果的なのは、清水湯のお客様が普段実践している、温泉入浴こそがこの若返り物質である一酸化窒素を知らず知らずうちに増やして、若返っているんです。効果的なお風呂の入りかたは、鄭忠和先生(日本心臓病学会理事長)は提唱する「和温療法」によりますが、普段の入浴スタイルとほとんど変わらないので、ご紹介しておきますね。

【NO分泌活性入浴法】
1.温度:40℃~41℃
2.入り方:肩までしっかり浸かる
3.入浴時間:約10分する。

よーく温まって若返り物質を出しまくりましょう!

上記の入浴法、なんにも特別なことじゃないですよね。(笑)まさに、風呂屋での普通のお風呂の入り方そのものです。いかに死んだおばあちゃんが、お風呂は毎日入りなさいと口をすっぱくしていっていたかとおもうと、昔ながらのおばあちゃんの知恵袋は本当にすばらしいものがあるものです。また、通りで清水湯のお客さまは実年齢よりもお若く見える方がたくさんいることも一つの証明なんだと今さらながら、温泉入浴のすばらしさに感心してしましました。さて、このようにお風呂イコール健康そして、若返りのエビデンス(証拠)がこれらの先生方の研究で明らかになってくる中で本当に自信と確信をもって美容と健康になっていくのですから、清水湯の温泉につかりながらどんどん若返ってみてはいかがでしょうか。(笑)

武蔵小山温泉 清水湯3代目談。

参考文献、たけしのみんなの家庭の医学から。(朝日放送)

温泉力を読んでみておもったこと。


今回、フジテレビさんのノンストップに出させていただいて、恥ずかしながら40を過ぎた老体を公衆の電波にのせてしまったことは、末代までの恥にならないように今後もロングブレスダイエットしながら、カラダの老いに出来る限り逆らっていこうと決意している今日この頃ですが、明らかにバナナマンの設楽さんと博多大吉さんが、僕がでているのを見て、笑いをこらえているのがあきらかだったのが、せめてもの救いです。やはり笑ってもらってなんぼではないかというのは、温泉も同じで、お客さまに反応があるということにつながりますから、あれはあれでよかったのだとなんとなく納得している次第です。

温泉教授の温泉力おすすめです。

さて、そのノンストップの放送の中で、温泉の効能等を説明してくれていた、温泉博士こと松田忠徳先生は札幌国際大学で温泉学の教授をされていて、知る人ぞ知る温泉の碩学なんです。著書も多数で僕も何冊も持っていますが、松田先生の本の中で温泉力というのがあるのですが、その中で本物の温泉を語っているところがあるんです。実際温泉と日本人は切っても切れない関係にあり、日本人と温泉の付き合いは有史以前からと言われているんです。そもそも歴史的に温泉を発見したのが、僧侶や、行者が多いことをかんがえると、いわゆる温泉文化は温泉と人間の生活様式また宗教的儀式にも関わりがあったといってもいいのではないかと松田先生は言っています。ま、それだけ温泉と日本人は昔から密接につながっていたということなんですね。

2代目が掘ったこの温泉が全ての始まりなんです。

また、ギネスブックにもあるのですが、石川県の加賀温泉郷には1300年以上も続く温泉宿もあるということは温泉がそれだけ永遠性を秘めている証なんだと思うんですね。たまたまノンストップ(フジテレビ)にでていた松田先生を見て、久しぶりに温泉力を紐解(ひもと)いてみると、源流が遠ければ遠いほど、未来までの道のりも永いような気がしてきて、温泉を扱わせていただいている者として新たに襟元を正しながら地球の恵みである貴重な温泉を大切に使いながら、温泉文化を継承していきながら銭湯。清水湯もその本流である温泉文化の一端を担っていけるようにがんばっていこうと思いました。

武蔵小山温泉 清水湯3代目談。

参考文献、温泉力 松田忠徳先生

一人を大切にする銭湯。


実はテレビをみて知っている方もいらっしゃるかともおもいますが、L4(レディス4)に取り上げていただいた際に、テイク2の深沢さんと一緒にお風呂に入ったんです。いやー、深沢さん本当にいいカラダしてました。事前にディレクターさんから「深沢さんとお風呂に入ってください」と言われていたので、ウイキで調べたら、剣道2段じゃないですか、僕より2つも年上なのに腹筋もパキパキ割れていたので、撮影の3日前くらいから、倉庫から10キロのダンベルを出してきて、筋肉のカット(スジ)がでるようにちょっとばかし筋トレしちゃいました。(笑)

露天から見ると木漏れ日がきれいなんです。

でも芸能人の方ってあんなに話やすいんでしょうか。すごく気さくで僕は親近感を感じて、なおかつ仕事にも全力投球、おそらく人によって変わることのないまっすぐな人なんだと感じました。僕は完全にファンになってしまいました。これからもずーっと応援していきますね。さて、こうやって温泉家業をしていると、思うのは、深沢さんじゃないけど、とにかく一人を大切にしていくことが一番重要なんだということなんです。たくさんのお客様に来ていただくことも大切なんですが、一人のお客様に満足してよろこんでいただけなければ、2人、3人そして100人と満足してもらえることはないのですから。

トロッと乳液のような温泉ようです。

そして最大の宣伝効果は、お一人お一人様のお声だと確信しています。テレビもみなさまが喜んでいただけると思っているので、それこそ一肌ぬいで出ていますが、とにかく一人を大切にするここに行き着くのではないか思っています。よく考えることがあるのですが、信頼を作ることは一生ですが、壊すのは一瞬と言われているので、清水湯もお城の石垣とおなじで一つ一つががっちり組み合わされていて、基礎としてしっかりしているから何百年も残り続けるんだということを肝に銘じて、お客様お一人お一人を大切にしていこうと決意しています。

武蔵小山温泉 清水湯3代目談。

新年早々ちょこっとテレビに出たからと絶対浮かれることのない3代目の決意表明。

カラン(席)のゆずり愛(譲り合い)のお願い。


皆さま。武蔵小山温泉・清水湯は常に快適な銭湯ライフを楽しめるように日々、無い脳みそをフル回転、絞りに絞ってアイデアを考えています。(毎日腕立て200本ををするがごとく。)そこで、よくある銭湯でのトラブルを未然に防ぐために以前から温めていたアイデアを形にするためにはどうすれば良いかを考えていきたいと思います。ここでは、カラン(蛇口)の場所取りにポイントを絞って今後の対策を検討していきます。また現在すでに行っている対応策も含めて改善をしていきたいと思います。皆さまもご存じのように、物理的に男湯20個、女湯18個とカランの数が限られています。下足ロッカーは120個あり、脱衣場のロッカーは男60の女60合計120。浴場に男女60人のお客様がご入浴するとしても全然、カランの数が足りないのは必然なんです。今、既存の温浴施設、スーパ銭湯も日本全国見てまいりましたが。平日1,000人以上入るところでも男女それぞれカランの数はせいぜい20から30個。そんなに遜色はない浴場設計になっております。では、何故カランの場所取りでトラブルがあるかと言うと、限られたカランを入浴時間の最初から最後まで独占しているお客様が中にはいらっしゃる事が原因のひとつにあげられます。

せっかくの温泉入浴、心も温まってくださいませ。

もし、仮にお客様のご入浴が2時間だとしてその間ずーと「私の場所」と洗面道具を置きっぱなしにしてお風呂に入ったり、リクライニングベッドで寝ていたら他のお客様がカランが空いているにも関わらず使えないという状況が生まれてしまうんです。また席に戻ってきた時に誰か座っていたら「そこは私の席よ」はないと思うんです。やはり、普段から空いている時も混んでいる時も、場所はお互いに譲り合いしながらお使いいただいていただけると皆さまが快適に清水湯でのご入浴が楽しめると思うんです。また、不思議と男湯での行き過ぎた場所取りってあまりないんですねまったく無いわけじゃないのですが、女湯に比べても場所待ちはあっても場所の独り占めはほとんど無いんです。何故か女性に多いトラブルのようです。特にリニューアルオープンして1年ぐらいは本当にトラブルが多かったです。でもその原因は実は昔の清水湯の入浴習慣にあると睨んでいます。昔の清水湯はカランがそれぞれ30個あり、お客様も最初から最後まで同じ席を確保できていたので、その流れが今だに習慣として昔からのご常連さんと最近のスーパー銭湯さんなどに慣れたお客様の間で入浴習慣の違いからトラブルが生じたことも原因のひとつだと考えています。

本当に風呂が小さくてすみません。

いずれにしろ沢山のお客さまに来ていただけることはここまで予想していなかった私の責任だと痛感していますが、今後とも、何卒皆様の“ゆずり愛”の優しいお心で席の譲り合いをしながら楽しくお風呂でお友達が増えていくようなそんな、和気あいあいの銭湯にしてまいりたいのでどうぞ、宜しくお願い申し上げます。また今後も、スタッフによる見回り、整理整頓、口頭でのお願いなど続けてまいりますので皆さまが気持ちよく、楽しくご入浴いただきますよう何卒、宜しくお願い申し上げます。更にお客さまの中で逆に入浴マナーの良い方には黄金の洗面桶(オケ)を進呈するアイデアもありますが、どのような基準にして誰が判断するかが難しいのですが、継続して検討していきます。黄金のオケを持っていると清水湯のお客様の中ではステイタスみたいなことになればちょっと面白いですよね。また、前々から銭湯マスター制度を作って、選抜したお客様の中で入浴指導をしてもらう案ですが、これも継続協議中です。マスターになったお客様が落ち着いて入浴出来ないのもちょっとかわいそうですので。いずれにしても少しずつでも皆さまが、楽しく、のんびりと、癒されて、明日への活力になり、ここが私だけのお風呂と思っていただける銭湯を目指してまいりますので何卒宜しくお願い申し上げます。

武蔵小山温泉 清水湯3代目談。

銭湯マナー集