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湯上り美人な一日を~。(温泉&美容)


地球は自らまわりながら、太陽のまわりを一年かけてまわっているのですが、自転と公転のおかげと、日本の地球における絶妙な位置で日本には四季があり、一年でも一番すごしやすくて、食欲もでてくるし、スポーツもしやすいし、勉学もはかどるそんな秋の季節が到来してますます秋景色が深まってきているそんな気がします。まだ紅葉には早い時期かもしれませんが、つい先ほどの夏の酷暑の疲れがまだカラダにしみついているように感じるのは僕だけでしょうか。あんなに沢山汗をかきつつ、急激に発汗作用が減退したことにカラダがついていっているのかな~と毎年異常気象気味に四季が二季になっているような気象状況がカラダにあたえる影響もすこし心配になってきます。季節の変わり目はとくにカラダの不調があらわれやすいですし、とくに自律神経系の不調がでやすい季節なんです。

清水湯のどこかに咲いている花。人も必ず花咲くときがあるんです。健康という花も・・・。

清水湯のどこかに咲いている花。人も必ず花咲くときがあるんです。健康という花も・・・。

また湿度も低くなってきますから、肌も乾燥気味になってきますし、冷えやすい時期でもありますので、これから秋から冬にかけての時期はとくにカラダをいたわってあげたいものです。夏の疲れ、そしてこれから冬に向けてのカラダの冷え。そこでおすすめしたいのは、やはりカラダを温めてあげることではないでしょうか。カラダを温めるとは脊髄を温めるということが重要になってくるんです。この脊髄はいわゆる背骨ですが、この背骨の中に脳の延長である脊髄があるんです。脳から視床下部そしてクラゲの尻尾のように脊髄にのびて、馬毛神経という筆の毛のように広がっていく、この脊髄のなかに自律神経である交感神経、副交感神経もあり、カラダそして精神の情緒安定にかかわっているんです。なんとなく嬉しい時や興奮した時はカラダが熱くなるものですが、逆に悲しい時や怖い時は熱くなることもあれば、普通は青ざめて呼吸がとまりそうになるか、震えがくるものではないでしょうか。基本的に喜びは温かく、悲しみは冷たく、それが道理だとおもうんですね。

清水湯屋上からは朝は西の空、夕方は東の空に虹がよく見れるのです。

清水湯屋上からは朝は西の空、夕方は東の空に虹がよく見れるのです。

そこでカラダをあるいみ無理矢理でも喜ばせようとしたら温めてあげればいいのではないでしょうか。たとえが少し申し訳ないのですが、おサルさんも温泉につかっているときは幸せそうな顔をしていますし、海の中のお魚さんも熱床があれば、寄ってきて温まっているらしいのです。野生の生き物たちもカラダを温めることが過酷な自然条件の中で生きていくために欠かせないものなのかもしれません。僕たち人間も過酷な社会のなかで生きていて絶えず神経をすりへらしているのですから、自身のなかで一日一回はかならず自分を取り戻せる場所を確保することは大事なことではないでしょうか。カラダを温めて、心を解放して、心もカラダも湯上り美人的な健康で充実した秋の季節をすごしてみてはいかがでしょうか。

武蔵小山温泉 清水湯若旦那談。

恩を温にかえて地域に貢献してまいります。(秋にあると芽生える感情。笑)


秋の太陽がすこし高度をさげて、窓の庇(ひさし)よりも低くなって、思いのほか部屋に直射日光がはいりやすくなっているので、部屋の中もあかるくて気持ちのいい今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。今日は基本に立ち返って清水湯のいいところをご紹介していきたいと思います。(といってもいつも自画自賛ブログを書きつづっていますが……。笑)さて、清水湯には二つの天然温泉があります。一つは天然黒湯温泉。この天然黒湯温泉は平成6年に2代目である父親が己のもっているすべてを賭けて掘りあてたものなんです。それ以前の清水湯は一日100人も入らない人気のないそれこそ人気(ひとけ)のない風呂屋でした。たまに一人で貸切でのんびり営業中にもかかわらずお風呂を満喫したこともありました。ほんとうに風が吹けばどこかへ飛んで行ってしまうような、早い話が潰れかけたお風呂屋、そんな感じです。

清水湯の2階からみえた朝焼け。太陽の運行とおなじで、感謝の思いも永遠に続けないといけないのです。

清水湯の2階からみえた朝焼け。太陽の運行とおなじで、感謝の思いも永遠に続けないといけないのです。

そんな中なにをおもったか「俺は温泉を掘る」などと血迷ったことをいって、家族全員の反対の中温泉を見事掘り当てたときだけは、「なんてオヤジだ」と僕にはないものを感じて、いままで感じたことの無い驚きと尊敬の念を抱いたことは否めないんです。その後の清水湯の進むべき道の端緒になったのは、今の清水湯をみても歴然としています。そんな中、今度は平成18年に第二温泉である「黄金の湯」(おうごんのゆ)を掘り当て、平成20年に無事リニューアルができて、今に至っていいますが、それ以前の清水湯のお客様、その後の清水湯を愛してくださいっている諸々のお客様に陰ひなたに清水湯を守っていただき、また支えていただいていることにいつも感謝の気持ちでいるんです。とくにこんな気持ちになるのは、一年のなかでも春と秋。それは季節のなかで一番過ごしやすい季節ですから、お風呂もはいらなくたもいいんじゃないなんて思う季節だからなんです。

夏の西に傾いた太陽。これから一気に秋らしくなるでしょう。

夏の西に傾いた太陽。これから一気に秋らしくなるでしょう。

でもそういう時こそ、清水湯の今後の役割だとか、けっして弛む(たゆむ)ことの無いお客さま本位の清水湯の進むべき道を考えさせられる時もないので、自身を律するには最適な季節でもあるんです。清水湯を再建するさいに、他に道があったにもかかわらず、地域で育てていただいた恩をわすれてはいけないと思い、僕の代は清水湯をなんとかつぶさずに頑張っていこうと決意しています。どうかこれからも清水湯を温かい目で見守っていただきつつ、清水湯の2つの天然温泉で癒されていただけたらと思います。

武蔵小山温泉 清水湯若旦那。

まずいもう一杯の青汁はじつは百薬の長なんです。(温泉&健康)


「良薬は口に苦し」とむかしからいわれていますが、子供のころからお世話になっている、正露丸はにがいです~。(笑)その苦い、そしてまずいの代名詞と言えるひとつに「青汁」があるんじゃないでしょうか。このまずくて有名な青汁ですが、若旦那にとっては長年健康の元として手放せない優秀な食品なんです。若いころの不摂生(ふせっせい)でカラダの調子を悪くした時期があったのですが、その時の救世主となってくれたのが「青汁」なんです。その当時呼吸が苦しくなる、嚥下(食事の時に噛み砕いて飲み込む動作)がしずらい、なんとなく脈がおかしな動きをするなど、もともと健康だったカラダが急激に調子が悪くなったものですから当時は大変にあせって、ひょっとしたら死ぬんじゃないかと真剣に悩んだものです。(今考えるとひょっとしたら軽い自律神経系の失調症にかかっていたのかもしれません・・。

飲み続けるとカラダが軽くなるのがわかります。逆に飲まないと重くなるのがわかるんです。

飲み続けるとカラダが軽くなるのがわかります。逆に飲まないと重くなるのがわかるんです。

原因は仕事の忙しさにあったと思いますが、普段健康に自信のある人間が少しでも調子が悪くなると、すんごく心配で手相なんかをみて「あ~、なんとなく生命線が短くなっている気がする……。」などと、どんどん悪い方へ考えちゃうものなんです。そんなとき、いま一度健康というものを考えてみようと思い立ったのは、このままじゃいけないなという漠然とした負けん気があったのではないかと思うんです。そこで健康の元は今でいう運動、食事、休養の三大要素このなかで特に肉食で、飲むものといったらビールかコーラとにかく炭酸が好きで、いわゆる水「ウオーター」などはまず飲まなかったんです。まず、そこをあらためました。ビールはやめられないので「コーラ」は完全に断舎利。当時25歳前後ですから20年以上コーラを飲んでいません。子供たちにも飲ませません。

毎日5袋を飲んでいます。

毎日5袋を飲んでいます。

そしてたまたま五反田のスポーツクラブに通っていたときにお出会ったその日しぼりたての青汁スタンドと出会い今にいたるというわけなんです。今でも覚えているのは青汁を飲んだ瞬間にカラダの血液の流れが急激によくなった、今まで足らないものが急激に補えたそんな印象をいまでも覚えています。大好きだったコーラの代わりに毎日青汁を飲むようになって20年、45歳になったいまでもお肌もピチピチ(笑)しているのは青汁と温泉の相乗効果なんじゃないでしょう。ちなみに青汁は地中海沿岸になるキャベツの原種で栄養価が高いのはいうまでもなく、現代の偏りがちな食生活を葉緑素一杯の健康食品として欠かせないものではないでしょうか。今の若旦那にとって毎日の健康作りにかかせない百薬の長となっているんです。

武蔵小山温泉 清水湯若旦那談。

青汁春秋 http://aojiru-shunju.com/

清水湯でも7袋入りを1300円で販売中。

秋だー!岩盤浴だー!(温泉&岩盤浴のすすめ)


みなさま、ついに暑くてたまらなかった夏の猛暑もおわり、やっと秋になりましたね。なんとなく隅田川の花火大会が開始早々雷雨で中止になったり、梅雨明けから35度越えの超夏場を体験したり、なんとなく日本の四季はどこに行っちゃったのかなと思えるほどですし、僕の好きなバリ島も乾季と雨季の二季(?)なんですが、乾季に集中豪雨になったり地球規模で異常気象ぎみなのかもしませんね。日本人の穏やかで協調性に富み、勤勉で、努力家なのは日本の風土とくに穏やかに移ろいゆく素晴らしい四季があるからではないかと考えている若旦那ですが、アクロバティツクに季節が変わると人心も激しくなるようでなんだか穏やかに四季が移ろいで行ってほしいものと願っている今日この頃ですが、そんな中、空気感もかわり、過ごしやすい季節がやってまいりました。そんな中、いつもと変わらず行動的にまた頭脳明晰に(!?)清水湯の陣頭指揮をとっていけるのは、二つの天然温泉とお気に入りの岩盤浴に日々、体長管理しているおかげではないかと確信しているんです。

落ち着くようにすこし暗めの設定にしています。

落ち着くようにすこし暗めの設定にしています。

貴重な天寿石を使用しています。

貴重な天寿石を使用しています。

 

とくに岩盤浴はこの時期、なにもしなくても汗をかくという夏の季節も過ぎ去って、能動的に汗をかこうと思わないと健康的な汗がでない季節ですから、常に汗を出し切っていくことがいかに健康的かをクローズアップしてみたいと思います。若旦那は空手をしているのですが、その稽古のなかに暑稽古というのがあるのです。また、逆に寒稽古というのもあって、ちなみに寒稽古には真冬とくにお正月の松の内に 水も凍る滝浴び(滝行)というのがあるのですが、これはすさまじいほどの荒行で一瞬死ぬんじゃないかと思うほどの水圧と冷たさで10秒と浴びれないと言われています。(すみません、一度も滝浴びをしたことがないんです・・・。お正月も清水湯が営業中のため、汗。ただ真冬の海にサーフィンは普通にしているのでイメージはできます・・。)

海のなかで抱かれているような感覚の岩盤浴です。

海のなかで抱かれているような感覚の岩盤浴です。

季節の変わり目こそ岩盤浴をがんばってみてはいかがでしょうか。

季節の変わり目こそ岩盤浴をがんばってみてはいかがでしょうか。

 

さて、この滝行は寒いだけじゃないんです。じつは滝を浴びた後は不思議とカラダがほっかぽかしてくるから不思議なんです。(すみません、聞いた話です・・。汗)このぽかぽかする理屈はサウナ入った後の水風呂と同じだなんですね。これは一気に引き締まった皮膚、毛細血管が開いていくことによって血の流れがよくなり、細胞を刺激して促進したせいなんです。朝晩も肌寒く感じてくる季節ですが、清水湯の岩盤浴で能動的に汗をかいて夏の疲れも出しつつ、健康的な生活をしてみてはいかがでしょうか。きっと秋の夜長もよく眠れてさらに健康的になるのではないでしょか。

武蔵小山温泉 清水湯若旦那談。

腰痛予防に温泉&ストレッチングのすすめ。(温泉の効能)


夏も終わって、秋が来ました。夏の間はシャワーだけでもいいやという方も、これからの時期はしっかりと湯船にはいってカラダを温めていただきたいと思います。とくに夏の疲れは秋にでてきます。今の僕がそうなんですが、やはり疲れは腰にでてくるものなんです。この腰痛の最大の要因は血流の滞りによる血流不良なんです。気温の高い夏場であれば自然と血管は拡張していますから血流は促進され関節痛が起きにくいと言われていますが、一気に気温が下がってくるこの季節は気が付くとカラダがかたくなっていて、その歪みは腰に出やすくなるものなんです。肝心要(かんじんかなめ)と言われるように、要とは腰のことであり、疲れのサインが出やすいのも腰なんですね。

秋も温泉の季節なんです。

秋も温泉の季節なんです。

腰痛予防は何と言っても血流を良くしてカラダのすみずみまで、とくに腰に血流によって栄養素を運んであげることが、大切になってくるんです。さらに腰部をしっかり温めてあげて、痛みを和らげてあげることも大切になります。(ぎっくり腰の時は極力患部を温めないで早めのアイシングをしてあげて、2、3日のちに温めてあげるほうが腰部の筋肉と筋膜の緊張をやわらげることになります。)さて、温めた腰部はお風呂上りにストレッチングをすることも忘れずに行ないたいところです。

健康と源泉でありますように。

健康と源泉でありますように。

筋肉の柔軟性と関節の可動域が狭いとそれだけで捻挫や関節疲労のもとになりますので、長くポテンシャルを高く維持しながらカラダを使っていきたいならば、①温める。②ストレッチングをするの2つを習慣化することをおすすめします。とくにストレッチングは2階の畳敷きでもできますし、軽い運動にも匹敵しますので、清水湯の温泉&ストレッチングの後は快眠、快食と最高の健康生活が待っているのではないでしょうか。また常に健康に留意して一年を通して健康でありたいものですね。

武蔵小山温泉 清水湯若旦那談。

気持ち良ければいいんです!(温泉最高ブログ)


そもそも家庭にお風呂があるのになんで銭湯のお風呂に行かなくちゃいけないのか・・・。そんな疑問を常にもつようにしています。それは子供のころからの銭湯入浴と関係してるんです。何となくカラダを洗うためだけの子供の時分はいまいちお風呂の良さがわからなかったんですが、少し物心がついたくらいから、お風呂に(この場合旧清水湯の銭湯のお風呂のこと)はいると近所の悪がき達がはいっていて、風呂場で石鹸の泡ををお尻につけて壁を蹴り、どこまで滑れるかを競ったり、近所のお爺さんに釣りの仕方を教わったり、(このお爺さんには毎週のように今は埋め立てられてディズニーランドになっちゃったけど浦安の堤防によく釣りに連れて行ってもらったんです)カラダの洗い方から、背中のながし方までいろんなことを教えてもらっているうちに銭湯の良さがわかってきた気がするんです。

2代目の父が掘り当てた「黒湯」も最高なんです。

2代目の父が掘り当てた「黒湯」も最高なんです。

さらにもう少し大きくなって僕の場合は水泳でしたが、運動後にはいる銭湯のお風呂は疲れがとれてよく眠れるし、子供ながら銭湯の息子でよかったな~と思うこともしばしばだったんです。でも正直、昔の清水湯はお湯が熱すぎて、塩素がきついし、たまにいやだな~と思うこともあったし、正直風呂屋なのに何度か湯あたりしてぶっ倒れたこともありました。笑 正直、湯あたりのブラックアウトって完全に意識が飛んじゃうので倒れ方も頭からバタンって感じで、しこたま頭を固いタイルに打ち付けることになるので、気が付いたらたんこぶが出来ていたなんてこともありました。その熱湯銭湯生まれの息子が言うのですから、ほぼ間違いはないと思うのですが、お湯には適温があってカラダに負担をかけずに日々の健康入浴を習慣化させるためには、気持ちいいとおもえる温度が自身の最適温度ではないかと思うんですね。

黄金の湯は、最近特に黄色みが強くなってきたと思います。

黄金の湯は、最近特に黄色みが強くなってきたと思います。

すべての人が頑健なカラダをもっているとは限りませんし、修験者じゃないですし、日々の体調もあるので、時にはいつもはいっているぬるめのお湯でさえ熱く感じることもあるので、その日その日に自身の体調と対話しながら、無理のない健康入浴を心がけてみてはいかがでしょうか。中山きんに君のように「おい!きょうの俺調子がいいぞ!」「おー!調子がいいけど長湯は禁物だな」みたいな感じで生涯銭湯健康入浴を実践してみてはいかがでしょうか。きっとカラダの芯から健康になっていくことでしょう。

武蔵小山温泉 清水湯若旦那談。

銭湯ラブの出版記念パーティーにでてみて。(温泉と健康)


先日、ある著名人の出版記念パーティーに出席してきました。それは神藤啓司さんの「銭湯養生訓」という本の出版記念の講演あり、バイオリンあり、バンドあり、美味しい立食パーティーありの東京の田舎っ子の若旦那からしたら、何着て行ったらいいかわからないくらいの大イベントだったんです。実際、何着て行けばいいかわからないので、妻に相談して、連れて行かれたのが新宿伊勢丹のメンズ館で、まず8階までいって8階から順に下りて行ってドルチェ&ガッパーナのジャケットを買ったり、ネットで足がデカいもんですから、革靴買ったり総額んー十万ぐらい使っちゃいましたよ、ほんとに・・・。汗 でも一番オーラを発していたんじゃないかとただの風呂屋オヤジなりに頑張ってまいりました・・。笑

パーテーの写真を撮らなかったのですが、なかなか洒落乙なパーテ―でした。笑

パーテーの写真を撮らなかったのですが、なかなか洒落乙なパーテ―でした。笑

今回の出版記念会の銭湯養生訓はおもに健康体のアスリート向きの方がすこしマニア向けの熱い風呂にはいって、HSP(ヒートショックプロテイン)の恩恵に浴そう!?という趣旨だと思うのですが、考え方自体は非常にクレバーで正しいと思いました。また、もともと筆者自体がもとアスリートだということで、アスリートならではのカラダ作り、健康作りを実践的に述べているところなどは説得力があって、いわゆる熱い風呂が得意な町の銭湯からしたら、おあつらえ向きの銭湯健康法になりえるわけですから。さて、今回、ドルチェ&ガッパーナまで買って臨んだ銭湯本の出版界それにしても世の中には風呂屋の守護人になりえる人や、本当に銭湯ラブのかたがたが多いことに驚愕した今回のパーティーでした。銭湯の件数の推移は昭和43年頃をさかいに減少傾向、そして2011年の地震をさかいに減少に拍車がかかったといっていいでしょう。最近も一か月に1件のペースが若干増えたペースで銭湯がなくなりつつあることを考えると、世の浮世の時勢をおもわざるをえないものです。

いずれにしろ銭湯界のフラッグシップを担っていこうともくろんでいます。笑

いずれにしろ銭湯界のフラッグシップを担っていこうともくろんでいます。笑

でも家にお風呂があるのに、冷蔵庫ににんじんがあるのにスーパーに買い物に行かないのとおなじであればお風呂屋さんにも行かないのは自明の理なんでしょう。でも昭和43年生まれの僕としては、風呂屋に生まれたのもなにかに縁ではないかとおもうので、銭湯をまたまた勃興していきたいともくろんでいるのですが、さてどうなるんでしょう。笑。でも今回の出版記念にでてみてかんじたのは、捨てる神があれば不思議とひろう神もたしかに実在するんだなと実感したことなんです。さらに僕の頭のなかには銭湯の輝ける未来があるのですが、たしかに其処何処(そこどこ)と風呂屋を助けたいなとおもってくれる人々が澎湃(ほうはい)とあらわれて面白いイベントをおこなって風呂屋の良さを広げてくれていることに感謝しているんです。当然、銭湯関係の書物を世に広めて銭湯の可能性を広めてくれていることも感謝感激なんです。これからも陸続と風呂屋の救世主がふえていってくれることに期待しながら、皆さまに喜んでいただける素敵な銭湯を築いてまいります。

武蔵小山温泉 清水湯若旦那談。

銭湯養生訓 神藤啓司著

いつまでも若々しく、10歳若く見られえる温泉入浴。(温泉&健康)


若さの定義ってなんでしょうか。今はやりの美魔女の美しさは驚きですが、町を歩いていてもたまに2度見するような美しい人もなかにはいるものです。なんかのCMじゃありませんが、日本人の女性の美しさは世界的にもレベルが高いのではないでしょうか。また、明らかにレベルが高くなってきているように感じるのはこの風呂屋のおじさんだけでしょうか。(笑)さて、僕が考える若さの定義って心の美しさであり、心の健康度じゃないかと思うんです。とくに心とカラダの美しさは目に表れると思うんです。昔から目は心の窓ともいいますし、すこしなにかがちがっても、目がきれいだとなんだかうっとりしちゃうのはなぜでしょうか。昔、10代のころギラついていた自分の目と比較すると、なんて仏様のような目をしているんだろうとよく思うんです。

カラダをにニュートラルもどすのも自然の恵大地からわきだす温泉じゃないでしょうか。

カラダをにニュートラルもどすのも自然の恵大地からわきだす温泉じゃないでしょうか。

この心とカラダの健康は日ごろの生活や行動のなかで培われるものでしょうし、充実した生活の中にこそ心身ともに充実した心の健康も兼ね備わってくるのかもしれません。ただ、なかなか日々の生活の忙しさや時間のゆとりがないとかで心のゆとりがどんどん謀殺されていってしまうことも否めないことなんじゃないでしょうか。ここで、ひとつ心とカラダのスイッチの切り替えとして温泉入浴を日々の生活のなかに組み入れてみることをおすすめいたします。自動車でもアイドリングがあるように心とカラダにもONとOFFの切り替えが必要なんです。躁と鬱という言葉がありますが、人の心とカラダは密接につながっていますし、実は微妙なバランスの上に成り立っているものなので、GOING ONすぎても心が疲弊(ひへい)しちゃうんですね。

太陽の自然光も自然とカラダの自然治癒力をアップしてくれるものです。

太陽の自然光も自然とカラダの自然治癒力をアップしてくれるものです。

バランスのいい食事も大切ですし、良質な睡眠も大切ですが、温泉に限定して言わせていただければ、自身の経験からも最高の心のリラクゼーションであり、明日への活力となるカラダのリセットであり、おのずとバランスの均等(きんとう)がとれることにより目の輝きもよくなってくるものなんです。いまでは様々な温泉の理学療法的な文献も増えてきていますが、まずはお風呂にザッパーンと飛び込んでみて(実際はゆっくりおはいりください。笑)心の底から気もちいいって感じてみてくださいませ。心もカラダもお目目も輝いてくると不思議と10歳は若く見られることはまちがいないでしょう。笑

武蔵小山温泉 清水湯若旦那談。

 

健康的に老いることが大切なんです。(温泉と長寿の秘密)


最近、ロコモティブシンドロームとか、昔からある8020運動とか健康的にエイジングすることを謳って(うたって)いることが多いんですが、その基本は運動であり、栄養であり、休養の3大健康要素なんです。じつはこの3大健康要素にすべて通じるのが温泉入浴法なんです。物事にはすべて原因と結果がそなわっていますし、昔から生老病死といって老いていくのは宿命であり、当然のことなんですね。であるならばどうせ老いるなら元気よく、輝いて老いていくほうが、より価値的であり、生きていて楽しいというものではないでしょうか。若干45歳の若旦那ですが、10代、20代、30代そして40代と経てきて感じることは、歳をとればとるほど、時間のたつのが早く感じること(笑、これなぜなんでしょう?ほんとうに不思議です。)また、バイオリズムというものなのか、節目があるのか、ガクッと調子が落ち込む瞬間がある、またはあきらかに老化していると感じる瞬間があるということなんですね。いわゆる老ける(ふける)タイミングなんですが、結構多くの人がそれを感じているようです。

いくつのなっても健やかに。

皺くちゃの(しわくちゃ)のおじいちゃん、おばあちゃんを見て誰もが若いころはいつかはああなるとは思わないもので、いつまでもこの若々しいままでいれるものと錯覚!?しているものですが、いつかは老いて死んでいってしまうものなんですな。さて、温泉が3大健康要素それぞれに共通しているというのは、まず運動についてですが、温泉に入るだけで運動に匹敵する消費カロリーが発生するんです。たとえば僕の好きなスローランニングは下腿の筋肉を鍛えることによって、ミルキングアクションで血液を心臓に戻す作用があり、循環器能を向上させますが、お風呂に入浴するだけでお風呂の水圧、また、熱作用が同じような効果をもたらしてくれるんです。さらに栄養については、栄養素とはそもそも血液の循環を利用してカラダの各器官に栄養素がいきわたらされていくことですが、血管には毛細血管という細い血管があり、温泉入浴による、血液の血流の向上が毛細血管という普段いきわたらないようなところまで栄養素が隅々までいきわたっていくことによって、美肌効果、便秘改善、美白効果などをもたらすと考えられます。

露天の黄金の湯は超気持ちいいですよ~。

露天の黄金の湯は超気持ちいいですよ~。

また休養についてですが、睡眠のリズムは1時間半と言われているのですが、浅い眠りと深い眠りを交互にくりかえすレム睡眠、ノンレム睡眠を繰り返す良質な睡眠が必要になってくるのですが、良質な睡眠は明日への活力になりますし、疲労回復、ストレス回復、精神的、情緒的な回復など大変に重要な行為なんですね。良質な温泉入浴は良質な睡眠をもたらしてくれるものです。これら3大健康要素にいかに温泉が密接に結び付いているかがわかると思うんです。エイジングは美味しいお肉だけでいいので、健康と活力、いくつになっても動きに動けるカラダ作りとアンチエイジングを清水湯の天然温泉で作ってみてはいかがでしょうか。

武蔵小山温泉 清水湯若旦那談。

参考画像 埼玉県ときがわ町

熱湯か?ぬる湯か?どっちがいいの?(温泉&効能)


正直どっちでもいいと思います・・・。(笑)昔から江戸ッ子の風呂の入り方は「お湯が噛みついてくるぐらいじゃなきゃダメだ」と言われているくらいの熱い風呂なんです。草津の熱湯に入るときは、入浴指導員がいて安全な入浴法を順番に教えながら入浴するので安心ですが、あまりに熱いお湯は危険性が高まってくるんです。まず、高血圧、心臓病、循環器機能が低下しているときなどはおすすめできませんし、ある一定の慣れも必要になってくるものなんです。かなり通いなれた常連さんか、またはアスリート系の熱湯健康法の方が趣向する程度のものではないでしょうか。

ぬる湯でもHSPは出てくるんです。

ぬる湯もリラクゼーションを目的としたゆったり長風呂に向いていますし、副交感神経が亢進してカラダがリセットされた感覚がするものです。胃腸の動きもよくなりますし、いわゆるHSP(ヒートショックプロテイン)も長時間入ることによって背骨を芯から温めることもできるでしょうし、カラダの負担が少なくてすむメリットもあります。清水湯の若旦那的にはあまりぬるすぎるのも好きではないのですが、その日その日の体調を自分の中で対話をしながら、その日の自分にあった入浴法を選べばいいと思うんです。けっしてステレオタイプ的こうあるべきだ的な入浴法は存在しないということなんですね。自分の心とカラダに正直に従う、それが正しい入浴法です。

都心にいながら季節のうつりかわりをかんじれるのが清水湯なんです。

都心にいながら季節のうつりかわりをかんじれるのが清水湯なんです。

ひとつだけおすすめしたいのは、温度は42度でも40度でも38度でもいいのですが、頸部と後頭部の境目にお風呂の縁(へり)にのせて、首から下は浴槽の中に沈めつつも浮力で無重力状態にしながら、心静かにゆったりとゆらぎながら入浴するスタイルが僕が一番好きな入浴法なんです。この入浴法のメリットは後頭部には無数のツボがあること、それを刺激しつつ、カラダが浮力で浮くことで呼吸が楽になり、心臓への負担も軽くなること、なにより、カラダをお湯のなかでただよわせることで、おそらく脳波はアルファー派がどっぷりでてくるのではないでしょうか。当然、手足をのばせる銭湯のお風呂ではないと難しいことではありますが。笑 みなさまのご健康とご長寿を清水湯の源泉力溢れる天然温泉で心とカラダに充てんしてみてはいかがでしょうか。

武蔵小山温泉 清水湯若旦那談。

参考画像  アトピなび