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Oの奇跡。(温泉の効能)


清水湯を建て替えるまえに全国の温泉を湯めぐりしたのですが、日本は温泉立国本当に情緒と趣が素晴らしく、都心の銭湯がどうあがいてもあの雰囲気は作り出せないと観念しました。それこそ町全体で温泉場としての町作りをしていることをかんがえると、心を一つにして目に見えないところから切磋琢磨しているであろうことは容易にうかがい知ることができるんです。そして個店がそれぞれに努力をして、全体の底上げが人気のある温泉場であればあるほど強固にされているんです。温泉場とは少し違いますが、小江戸川越も町自体が江戸の町のようで今大人気のスポットになっていますし、かならずキラーコンテンツというのでしょうか、格闘技で言えば、必ず必殺技があるのが人気のある町の要件になっているようです。愛する武蔵小山はパルム商店街という必殺技があるので、毎年沢山の方がたが来訪していただいております。

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そんな中で清水湯が武蔵小山の町のためになにかお役に立つことはないかといえば、やはり温泉を用いた地域貢献しかないと思うんです。幸い2つの天然温泉には、それぞれ普通のお湯と体感として違う効能を感じることができますし、武蔵小山の少し下町チックな雰囲気に和風な銭湯清水湯もマッチしていると思うんです。当初、ハワイ風にするか、バリ風にするかすこし悩みましたが、やはり和風にして正解でした。(笑)天然温泉の黒湯は美肌作用、肌がしっとり、化粧水をふりかけたような感じになり、保温効果も高く、黒湯ですが透きとおった黒湯なのが東京の黒湯の中でもかなり貴重な部類じゃないかと思います。黄金の湯も地中1500メートルもの大深度から超新鮮な状態でくみ上げ、それを贅沢にかけ流しで湯船に注いでいるのですが、Oの奇跡じゃないですが、温泉の奇跡ともいえる、正直450円の銭湯価格でこれだけの2つの天然温泉がふんだんに使われているところは、山の温泉場以外ではちょっと知りません。ガスも電気も手間もものすごくかかるのですが、自分が入ったら嬉しいものをお客様にご提供したいと思ってたらこんな銭湯になってしまったというだけのことなんですね。まだまだ寒い時期も続きますが心もカラダも温めて健康で活動的な生活を続けてみてはいかがでしょうか。

武蔵小山温泉 清水湯若旦那談。

 

SoーOnsen とはとってもいい温泉!の意味です。(温泉雑談) 


フェイスブックに最近広告でハーレーダビッドソンのカスタムバイクのフェイスブックページが出ていたので思わず「いいね」を押してしまいました。たしかディスバリーチャンネルだったと思うのですが、オレンジカウンティ―のなんたらかんたらのカスタムバイクのチョッパーが最高にかっこよくていつかあんなの乗ってみたいなーとおもっていたら、あるんです!日本にも以外にも近くて川崎にあるらしいんです。身長181センチ、体重85キロの重量級の若旦那にはピッタリじゃないでしょうか。あんなバイクに乗って、26号線(武蔵小山を縦断する唯一の国道補助線)をブリブリいながら流したら超カッコいいはずです。

加温生活をおすすめします。

加温生活をおすすめします。

ひょっとしたら通学途中の子供たちが緑のおばさんに赤信号で信号待ちさせられているときにひゅーひゅー言われちゃうかもしれませんが、残念ながら免許がありませんでした・・・。そのカッコいいバイクのフェイスブックページにSO-BADってでているんです。どういう意味なのか、一応英検2級なので何となくですが、とてつもなく不良!おそらくとっても不良と書いてワルみたいな感じじゃないでしょうか。なんかマイケルジャクソンのSO-BADとおんなじかんじなんでしょう。さて、そのSO-BADからインスピレーションをうけて、武蔵小山温泉ではSO-ONSENにしてみようと思うんです。なんかかっこよくないですか?SO-ONSEN(とっても温泉)!?SO-ONSEN(むちゃくちゃ温泉)なんか今一しっくりこないけど直訳はだいたいこんなもんなんですよね。フィーリングが大事なんです。SO-ONSEN!たぶん外人さんには受けるはずです・・。たぶん(笑)

武蔵小山温泉 清水湯若旦那談。

毎日いいことしてる感がある商売。それは銭湯なんです。(温泉雑談)


行ないって大切だと、常々思っています。行いに(おこない)によってその人の、運不運が決まるような気がします。わかりやすくイメージすると、天秤があってその下にスイッチがついていて、善根と悪根の秤にそれぞれの行い分の行いがのっかっていくイメージなのですが、善根の行いを積んでいけばおのずと秤の皿が重くなって下のスイッチを押してくれて、ハッピーのスイッチがその瞬間に入るような気がします。悪行もまたしかりでしょう。そんなお釈迦様が言いそうなことを普段から意識している若旦那ですが、(笑)銭湯という稼業が、人をハッピーにする商売だということにものすごく確信しているんです。ただでさえカラダが冷えていれば、温かくなるだけでも幸福感に包まれますし、心の冷えにもお風呂にはいるだけでもかなりの改善があるのは間違いない事じゃないでしょうか。

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ハートゆオーミングな銭湯をめざしています。

人の幸不幸はあんがい心の在り方、また持ち方ひとつでコロコロかわるものですし、時間の経過で何であんなことに悩んでいたんだろうなんてことはよくあることで、そうであれば、無理やり温めたとしてもカラダや心にもともともっていた安心感、幸福感をもたらすのではないでしょうか。人を幸せに出来る商売って素晴らしいじゃないですか。それを正直感じるので、僕まで幸せになっていくのがわかるんです。まちがっても人を不幸にする、その上に自分の幸せを築くなんて外道の所業とは真逆である銭湯の職業に最近誇りさえ感じるようになりました。次は第3の温泉を掘るべく現状に満足せず、常に成長、そして常に自分の幸せを求めて銭湯を通してもっと沢山のひとに幸せになってもらうと思っています。

武蔵小山温泉 清水湯若旦那談。

岩盤浴はIHクッキングヒーターみたいなものかも。(岩盤浴のすすめ)


昭和の人ならガスコンロ(調理台)は当たり前で、IHクッキングヒーターはここ5,6年に急激に普及した感があります。我が家でももともとは汚いガスコンロでいつもこげと、汚れが、かびかびでいつゴキブリが出てもおかしくなかったのですが、建て替えを機にIHクッキングヒーターにかえたところこんなに便利で使い勝手もいいとは予想だにしていませんでした。なぜならIHの接地面が鍋と完全に密着しているからなんです。ということは熱伝導のロスがなく、効率よく熱を伝えているからなんです。ガスコンロは見ての通り、ガスの五徳にそもそも高さがあり、横から炎が漏れているように見えますがまさにあれがロス率なんです。ですからIHクッキングヒーターは省エネでもあるんじゃないでしょうか。ただチャーハンはガスの方が断然おいしいですけど・・・。

岩盤浴の汗はさらさらです。

岩盤浴の汗はさらさらです。

さて、岩盤浴も岩盤を温めた熱伝導を背中から伝えて、カラダ全体を効率よく温めるのですが、なんとなくIHヒーターに似てると思いません。岩盤浴をした方はわかると思うのですが、岩盤に接するときは背中の湾曲を岩盤に密着するように寝ますので、まさにぴったり岩盤に接地している点では、まさに同じなんです。これは空気の熱伝導やお湯の熱伝導と比べても、遠赤外線を発する岩盤の熱伝導は一番効率がいいんです。さらに岩盤からはホルミシス効果といって、岩盤特有の熱波動がカラダに作用するんです。これは特有の波動(振動)が細胞レベルに働きかけ、身体の血流促進や体質改善に役立つと言われています。また、岩盤浴の効果として大量の汗をかきますので、デトックス効果、マイナスイオン効果、さらにさらにアンチエイジング効果もありますので、季節の変わり目など、汗の出にくい季節など、また夏場の職場がクーラーが効きすぎていてクーラー病の予防などにも効果があるんです。しかも清水湯には2種類の天然温泉があり、岩盤浴で毛穴をキレイにしていただき、その後天然温泉で美肌温泉成分を染み込ませていただき1年を通して美しさと健康的なカラダつくりに清水湯をご利用いただければと思います。

武蔵小山温泉 清水湯若旦那談。

お風呂に入るなら簡単長続きできる健康呼吸法も取り入れてみましょう!(温泉&健康)


生活習慣で大切なことは、栄養、運動、休養の3大要素ですが、手軽にできないとなかなか続けられないものです。昔、リンゴダイエットだとか、サウナスーツをきて夏場もひたすら走るとか、いまでは考えられないようなストイックなダイエットをしたことがありますが、大体三日坊主で終わってしまいました。しかもただ終わるだけならいいのですが、やるごとにストレスがたまってリバウンドがおこり、かいた汗以上の水分を飲んでしまったり落ちた体重以上のドカ食いをしてしまったり、ダイエットという概念はある意味、心の均等をくずす、悪しき習慣じゃいかと思うほどになりました。習慣であれば普段の生活習慣で誰でもできて、不健康になることをしなければいいわけで、あえていいことをしなくても、3食普通に食べて、決まった時間に寝て決まった時間に起きて、適度にカラダを動かしていれば普通は不健康的に太ることはないはずなんです。

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それでも太る人は基本的に摂取カロリーが消費カロリーを上回っているだけのことで、その時の自身の運動量、生活活動量に応じて、満腹度はかえずに食材などでカロリー数を適正にすることも必要になってくるのんです。でもやっぱり美味しいものを沢山食べたいというのであれば、お汁粉に少しのお塩がはいっているくらいの努力は必要になってくるんです。普段の生活の中で取り入れてほしいのは、「歩く」ということ、下半身の筋力維持ないし、強化は年齢を重ねるごとに必要であり、よく「老いは足から」と言われているように、下半身の筋力低下からくるつまづきや転倒で骨折などがさらに不健全な身体機能の低下に拍車をかけることになりかねないので、努めて歩くことを心がけたたいものです。さらに食生活の中でよく噛むということも心がけたいことですよね。噛むことで内臓に負担を掛けないことにつながりますし、噛むことが脳への刺激になりボケ防止ににもつながりますし、いつまでも歯を残すことで奥歯を噛むことで力の入り方が違うのは、ラグビーとか空手の試合の時にマウスピースをすることによる、身体機能の向上にも役立つからなんです。健康のアプローチはとにかう沢山ありますが、誰でも簡単に出来る健康法は呼吸法においてないのではないでしょうか。呼吸は無意識にできるものですし、心臓が勝手に動いているかぎり意識して呼吸を止めない限り、普通は息をするものですし、そしてその呼吸法はいわゆる「深く長い」ロングブレス系の呼吸が良いとされています。まず深く長い呼吸は肺を鍛えますし、自律神経にも作用し、心身のリラクゼーションにもつながりますし、なんといっても血流がよくなりますのでこんな簡単な健康法はないと思います。そこでおすすめしたいのは、お風呂に入りながら、ゆっくりと「深い長い」呼吸を3回を3セットぐらいしてみること、これがけっこう見てわかるほどにかなり汗がどばっとふき出してきて、気持ちの上もスッキリするんですね。僕は風呂上りに、下っ腹を意識しながらこの呼吸法をしますが、長く続けられる点と、知らず知らずに腹筋が割れてくる感じがして、手軽で長続きしています。普段のお風呂にプラス呼吸法で簡単に長続きのできる健康法としておすすめですよ~。

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むさこトレイル。むさブラのすすめ。(温泉&トレッキング)


最近、富士山がなんたらかんたらで認定されたということで、なんとか登山とか、入山料がいくらになるとかニュースになっていましたが、いわゆる登山をトレイルというらしいんです。直訳では、舗装していない道を走っていく、道なき道を進んでいく、そんなイメージでしょうか。さて僕的には活火山ではないのですが、武蔵小山も小さな山じゃないかと妄想しているんです。なんといっても武蔵小(山)ですから。そんな武蔵小山は明らかに高台で、山手線沿線内が山の手なんて言われていますが、それよりもはるかに高台にあることに気がつきます。例えば清水湯から東の方角を見ると、ソニーの本社がみえるのですが、明らかに清水湯の方が高い位置にあります。視線が同じなんですね。高層ビルの上の部分と。関東大地震のときも武蔵小山は被害が最少で済んだと聞いています。(地盤が固い、昔は竹藪だったこともあり、地盤が固いと言われています。)

DSC_0680                  歩くという基本的な動作こそ継続できる健康法です。

何と言っても高台の地形から水はけがいいので、大雨や洪水などと無縁なのも安心じゃないでしょうか。そんな武蔵小山はパルム商店街を中心に栄えてきて今では、住みたい町ナンバー1を狙えるほどの町になってきています。そんな武蔵小山探索、いわゆる「むさブラ」をしつついまだにメディアに取り上げられる前の名店がわんさかしていますので、それこそ道なき道を散策するような思いで、むさブラの比較級でいうと最上位の(笑)「むさこトレイル」をしてみてはいかがでしょうか。案外、「えー!こんなところに新しいお店が~」とか、「知らなかった~、こんな美味しいお店ががあったんだ。」とか、「こんなところに亀がいたんだ」なんて新発見があることでしょう。温かい温泉あり、美味しい食べ物あり、いい人多しの武蔵小山で楽しい散策をしてみてはいかがでしょうか。そう、道なき道を進んでいくといういみでは武蔵小山温泉はそんなトレイルを続けていこうとしているのかもしれません。(キリッ)笑

武蔵小山温泉 清水湯若旦那談。

恋(濃い)っていいですか?いいですよ~。笑(温泉賛歌)


5年前の建て替えにあたり、日本中といっても有馬温泉、霧島温泉、近郊のスーパー銭湯などまわりにまわって人気の秘密を探りに行ったことがありました。まず共通して言えることは、清潔であること、手に触れる、目につくところは当然のごとこ、キレイにピカピカしていました。そして、スタッフさんの雰囲気がいいこと、挨拶はもちろんのこと、笑顔がいいところは、ほとんどが流行っていました。案外、場所は大通りになくても、人通りがなくてもあまり関係なかったように感じました。また、人気のある銭湯でもカラン(席)の数はそれほど多くなくて、うまく回っているんだなと感じました。でも印象に残る銭湯の一番の特徴は温泉の泉質だったと思います。それも温泉の濃度、いわゆる濃い温泉ということなんです。とろ~っと最初汲み上げた時は、薄い灰色の温泉でそれほど感激はなかったし、黒い温泉がすでにあるものですから、全然違う温泉を掘り当てたい、そんな思いが強かったので、すこし期待外れみたいな感じになったのを今でも覚えているんです。

濃いっていいですね~。

濃いっていいですね~。

で、建物が出来あがって、さー試にに新しく掘った温泉を湯船に満たして、歴史的な一番風呂に入ろうということで夫婦水入らず入ろうとしたときに、ビックリ仰天、なんと温泉の色が「あれ、こんな色だったっけ!?」なんてびっくりしたんです。そうなんです。なんとなく地味な感じの色合いだと思っていたのが、少し黄色味がかって、(それも少しずつ黄色味が強くなってきたんです。)色が変わったことに「これなら黒湯に負けない温泉になる」と確信したんです。温泉分析に出した時も、検査官からこんなに濃い温泉はなかなかないと褒めてもらいましたし、僕が日本の中で見て入って感じた温泉の中でも、決して引けをとらない素敵な恋してしまうほど濃い温泉じゃないのかなと思っています。掘り当てるまで、また掘り当ててからも沢山の方がたに恋していただいて、また喜んでいただいている、第二温泉の黄金の湯をこれからも大切に、また皆さまによろこんでいただきながら、連綿と銭湯の灯を守りつづけていきたいと思います。

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風呂人(RONIN)とは。(温泉雑談)


赤穂浪士の47士がキアヌリーブス主演で上映されますが、(書いたのが11月29日時点)新しい時代劇として注目しています。そのなかで浪人というタイトルがついていますが、お家取りつぶしの憂き目にあい、家中の者が浪人同然になり、主君のために討死していくさまは、日本人の美徳とされていました。なかでも高田の馬場と吉良邸討ち入りと2度のかたき討ちをすることになる堀部安兵衛はかなり有名ですね。さて、世の中、好きなことをして好きな道理の悠々人生を送っている人はほとんど一つまみの人しかいないのではないでしょうか。ほとんどが、何かしらの悩みや、今立たされている立場のなかでぐっと奥歯をかみしめながら、逆風と戦っているのではないでしょうか。そんな方々がいるとして、すこしでも将来に対しての夢や希望、そしてまだ見ぬ本来あるべき自分の理想の姿を追い求めていくなかで、毎日の戦いの安息の場として、清水湯の温泉を活用していただきたい、そのように思うところがあります。

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人生平坦な道ばかりではありませんから、しかし、そんな中でも笑顔で元気な姿で頑張らなくちゃいけないのなら、せめて温かい温泉で心もカラダも温めてみてはいかがでしょうか。ピンポン玉も打っては返され返されては打たれて最初はきれいな玉でも、そのうち修復しがたいボコボコの玉になってしまうものです。心もそうなる前に、心をホッとさせてあげることも、日々の戦いの中で大切な、休息をそして、心の健康を勝ち取る戦いではないでしょうか。RONIN(浪人)とは、いまだ心から仕えたいと思える主君に出会えないでいるか、己の才能をいまだ開花する縁に出会っていない状態をいうのであれば、日ごろから自身を磨きに磨いている、いつでも常在戦場の戦士ということだと思うんです。さらに上を目指す人も浪人であり、まだまだ自分の目指す場所が上にあると自覚しているのならそれも浪人なんじゃないでしょうか。むすびに、風呂屋に通う立身出世を願う浪人を風呂人(HURONIN)として(笑)夢に向かって突進してみてはいかがでしょうか。

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銭湯ルネッサンス(温泉雑談)


イタリヤやフランスにはルネッサンスがあったと言われています。それにしてもルネッサンスという言葉をよく聞きますが、そもそもルネッサンスとは何なのか ご存知ですか。僕も昔聞いた言葉なので、復習にウイキで調べてみました。そうルネッサンスとは、復興、もとは再生、復活の意味で、フランス革命にちなんで いると言われています。そのフランス革命自体が民衆が主導になって革命を起こしたので、ルネッサンスという意味自体が民衆革命という意味になっているんで す。でも革命といえばレボリューションですが、民衆が主役という意味では、ルネッサンスの方が、馴染みやすいのかもしれません。さて、日本にルネッサンス があるかというと日本の歴史上、本当のいみでの民衆による革命(ルネッサンス)はないとされています。そもそも、民衆革命など起こりにくい島国の環境が影 響しているのかもしれません。

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心に残る銭湯をつくりたい・・・。

おそらく民衆革命というとせいぜい農民一揆ぐらいなもんのだったのでしょう。風呂屋をやっていると毎日、温かい温泉じゃない岩盤浴じゃない、サウナじゃないとこの世のパラダイスを我が家で楽しむことができて、何となく一般社会と隔世感が出てきてしまうので、そんな世間知らずになるのを防ぐために一般紙含めて4紙ほど新聞を購読しています。またアマゾンのキンドルも手放せない状態ですし、活字離れと言われていますが、文字を読むことに関しては一昔より確実に多くなっている気がします。紙の媒体はたしかに少なくなっていますが、電子媒体は確実に多くなっています。そんななか、銭湯が昔のように沢山の方がたに愛されるために何をすればいいかというと、普段の個々の勉強も大切ですが、突き詰めて言えば、一人のお客さまを大切にするそれに尽きると思うんです。一人のお客さま、そのお客様が一人に語り、その語られた方が一人のお客様になって、その人と人とのつながりの中で良いものは良いとつながっていくんだと思うんです。そんな一人の思いが良い風呂屋を作ろうといういい意味での風呂屋のルネッサンスになり、一人から二人、三人、そして沢山の方がたへ伝わっていくのだと思うんです。まずは目の前にある、そして今立っている足元から戦いは小さくても必ず勝つという決意で、お客様に喜んでいただく、それが広義の意味では、地域に役立ち、一人のお客様を大切にして、銭湯の価値を再興する銭湯ルネッサンスになるんじゃないでしょうか。

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男はだまって武蔵小山温泉(温泉雑談)


昔、「男はだまってサッポロビール」というCMがあったのをごぞんじでしょうか?当時中学生ぐらいでしたが、オヤジが飲んでいるビールをすこしだけ飲ませてもらった風呂上りのサッポロビールのうまいこと。(笑)男はだまってサッポロビールなんだなと中学生ながらなっとくしたものです。それまでは子供の頃からお風呂掃除をしてきて、風呂掃除の終わった後の「ラムネ」の美味しいことといったら子供ながらに勤労意識が発達したようなきがするのはこの時の体験からなのでありましょうか。、そして大人になってからの風呂掃除をした後のひとっ風呂あびたあとのビールの美味しいこと、本当にお風呂は人生の一つまみの喜びをなぜか倍増させてくれる、エッセンスであることは間違いないことでしょう。昨年は運動のし過ぎで2回も肉離れをおこしてしまい、そのつど奇跡的にむちゃくちゃ早い回復力で復活できるのですが、これも温泉力のなせるわざじゃないでしょうか。

 

今年もがんばりまーす!

今年もがんばりまーす!

しかしながら、カラダの老齢化はいたしかたなく、誰でも歳をとるものですが、その歳をとるほどに「温泉」が本能からうれしく、またカラダが求めているものはないと思うのは僕だけじゃないと思うんです。誰もがなにかしら、清水湯の温泉の効能をうっすらと感じているのではないでしょうか。人間はパンだけでは生きていけませんが、それと同じで温泉だけでも生きていけないものです。でもあきらかに温泉が引き出してくれた良い結果があるのは間違いないと長年、温泉に浸かってきた僕は確信を持っているんです。温泉にはいると「病気」がなおる、とは言いませんが、温泉に入ると「健康」になるとも言いませんが、温泉に入ると「心」が晴れるとだけはいいのこしておきたいと思います。ある意味理屈じゃないんです。カラダが感じるんです。また、心が納得するものなんです。そういう意味でも男はだまって温泉なのかもしれませんね。(笑)

武蔵小山温泉 清水湯若旦那談。