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風呂サムライ。(温泉&マナー)


昔、日本にいたサムライはイメージではかっこいいものですが、その実結構制約が多くてめんどくさいものだったんです。それは封建時代の士農工商という身分制度もそうですが、士は士、農は農でしか結婚できませんでしたし、勝手に身分を変えることもできませんでした、昔、士の次が農というのがよくわからなかったのですが、農あっての国という観点は昔からなんだと社会の勉強の中で聞いてなるほどそうなんだと思いましたし、そのご農イコール百姓という百の姓をかたることのできるという意味では、当時の封建社会の中で氏姓さえかたることができなかった身分制度をかんがえるとお百姓さんというのはかなり身分が高かったといえるのではないでしょうか。

 

桃源郷(湯源郷)をめざして・・・。

桃源郷(湯源郷)をめざして・・・。

さてサムライのご法度(禁止事項)でサムライの特権を使い、さらに農や商、工を行うことは禁じてとなっていました。それはすなわちそもそも身分が高い特権階級がその身分を使い専売特許的に独断横行することを防ぐためだったといえるのですが、殿様から禄を食む身分ゆえに、自ずから厳しい戒律と責任が課せられていたのです。「いざ鎌倉」と言う言葉があるように、いざ何か主君にことが起こったらとるものも取らず刀、武具で身を固めて真っ先にかけ参じていく、それが武士の武士たる所以だったんです。大義に生きる。大きな責任の中の歯車として小我を殺して一国、主君のために生きることを課せられているのがサムライ(武士)であり、責任に目覚めた者の態度であり、広義でいえば風呂屋のマナーに通じていくのではないかと思うんです。

すべてのお客様が楽しく、そんなお風呂屋さんになれればいいです。

すべてのお客様が楽しく、そんなお風呂屋さんになれればいいです。

おのおのが高貴なサムライ魂をもっているのであれば、人のいやなことはしないでしょうし、すすんで礼節やマナーを守るのが人としての正しい道に通じると思うんです。みんながやっているから大丈夫とかではなく、自分の道はだれにも汚されずに清潔に貫いていく、マナーを守ることが自分の好きな風呂屋がもっといい風呂屋として愛することができる、一人一人のそんな思いや、支えがそれぞれの風呂屋の屋台骨になっていくのは間違いない思います。風呂屋は老若男女が集うところです。まさか自分より小さい子供にあの人へんな人と指をさされないように振る舞うことが基本マナーなのかもしれませんね。

お風呂のマナー集。

1、お風呂にはいる前にかけ湯をする。本来はカラダ、頭を洗ってからお風呂にはいるものです。(決してお風呂にはいって汚れをふやかしてからカラダを洗おうとは思わないでください。笑)

2、カラダを先に洗えば桶、椅子、洗面道具を置きっぱなしにして場所取りをする必要はなくなります。とくにカラン、シャワーの少ないお風呂屋ではその必要がありますので是非ご協力くださいませ。

3、お風呂はある意味社会の縮図なんです。裸一貫肩書や身分は関係ありません。そこにあるのはただ裸ゆえクローズアップされる人間性なんです。自由とは人に迷惑をかけないことが大前提ですので、そのうえで楽しく、癒しの時をおすごしくださいませ。

4、出来ることならご自身でご利用になったシャンプーの使用済みなどはご自身でゴミ箱におすてください。

5、使用した椅子、桶もお片付けするか、次の方にお譲りくださいませ。

6、サウナのご利用のお客様は必ず汗を流してから、水風呂をご利用ください。

7、お風呂で洗濯はできません。(信じられませんがたまに見受けられますので他のお客さまが不快に思いますので厳禁です。)

8、サウナの鍵とバスタオルはご自身の管理になりますので必ず首にかけてご利用ください。また、バスタオルは必ず、お尻にひいてご利用ください。)紛失した場合は補償金をいただきます。またバスタオルの追加は100円のレンタル料になっております。)

9、その他にもありますが、基本はそれぞれが誇りをもって、たかが風呂マナーされど風呂マナーとして守っていっていきたいと思います。皆さまが気持ちよく、楽しく、明日への活力の源泉になれる銭湯を目指してこれからも何卒よろしくお願い申し上げます。

武蔵小山温泉 清水湯 若旦那談。

恩を温にかえて地域に貢献してまいります。(秋にあると芽生える感情。笑)


秋の太陽がすこし高度をさげて、窓の庇(ひさし)よりも低くなって、思いのほか部屋に直射日光がはいりやすくなっているので、部屋の中もあかるくて気持ちのいい今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。今日は基本に立ち返って清水湯のいいところをご紹介していきたいと思います。(といってもいつも自画自賛ブログを書きつづっていますが……。笑)さて、清水湯には二つの天然温泉があります。一つは天然黒湯温泉。この天然黒湯温泉は平成6年に2代目である父親が己のもっているすべてを賭けて掘りあてたものなんです。それ以前の清水湯は一日100人も入らない人気のないそれこそ人気(ひとけ)のない風呂屋でした。たまに一人で貸切でのんびり営業中にもかかわらずお風呂を満喫したこともありました。ほんとうに風が吹けばどこかへ飛んで行ってしまうような、早い話が潰れかけたお風呂屋、そんな感じです。

清水湯の2階からみえた朝焼け。太陽の運行とおなじで、感謝の思いも永遠に続けないといけないのです。

清水湯の2階からみえた朝焼け。太陽の運行とおなじで、感謝の思いも永遠に続けないといけないのです。

そんな中なにをおもったか「俺は温泉を掘る」などと血迷ったことをいって、家族全員の反対の中温泉を見事掘り当てたときだけは、「なんてオヤジだ」と僕にはないものを感じて、いままで感じたことの無い驚きと尊敬の念を抱いたことは否めないんです。その後の清水湯の進むべき道の端緒になったのは、今の清水湯をみても歴然としています。そんな中、今度は平成18年に第二温泉である「黄金の湯」(おうごんのゆ)を掘り当て、平成20年に無事リニューアルができて、今に至っていいますが、それ以前の清水湯のお客様、その後の清水湯を愛してくださいっている諸々のお客様に陰ひなたに清水湯を守っていただき、また支えていただいていることにいつも感謝の気持ちでいるんです。とくにこんな気持ちになるのは、一年のなかでも春と秋。それは季節のなかで一番過ごしやすい季節ですから、お風呂もはいらなくたもいいんじゃないなんて思う季節だからなんです。

夏の西に傾いた太陽。これから一気に秋らしくなるでしょう。

夏の西に傾いた太陽。これから一気に秋らしくなるでしょう。

でもそういう時こそ、清水湯の今後の役割だとか、けっして弛む(たゆむ)ことの無いお客さま本位の清水湯の進むべき道を考えさせられる時もないので、自身を律するには最適な季節でもあるんです。清水湯を再建するさいに、他に道があったにもかかわらず、地域で育てていただいた恩をわすれてはいけないと思い、僕の代は清水湯をなんとかつぶさずに頑張っていこうと決意しています。どうかこれからも清水湯を温かい目で見守っていただきつつ、清水湯の2つの天然温泉で癒されていただけたらと思います。

武蔵小山温泉 清水湯若旦那。

銭湯ラブの出版記念パーティーにでてみて。(温泉と健康)


先日、ある著名人の出版記念パーティーに出席してきました。それは神藤啓司さんの「銭湯養生訓」という本の出版記念の講演あり、バイオリンあり、バンドあり、美味しい立食パーティーありの東京の田舎っ子の若旦那からしたら、何着て行ったらいいかわからないくらいの大イベントだったんです。実際、何着て行けばいいかわからないので、妻に相談して、連れて行かれたのが新宿伊勢丹のメンズ館で、まず8階までいって8階から順に下りて行ってドルチェ&ガッパーナのジャケットを買ったり、ネットで足がデカいもんですから、革靴買ったり総額んー十万ぐらい使っちゃいましたよ、ほんとに・・・。汗 でも一番オーラを発していたんじゃないかとただの風呂屋オヤジなりに頑張ってまいりました・・。笑

パーテーの写真を撮らなかったのですが、なかなか洒落乙なパーテ―でした。笑

パーテーの写真を撮らなかったのですが、なかなか洒落乙なパーテ―でした。笑

今回の出版記念会の銭湯養生訓はおもに健康体のアスリート向きの方がすこしマニア向けの熱い風呂にはいって、HSP(ヒートショックプロテイン)の恩恵に浴そう!?という趣旨だと思うのですが、考え方自体は非常にクレバーで正しいと思いました。また、もともと筆者自体がもとアスリートだということで、アスリートならではのカラダ作り、健康作りを実践的に述べているところなどは説得力があって、いわゆる熱い風呂が得意な町の銭湯からしたら、おあつらえ向きの銭湯健康法になりえるわけですから。さて、今回、ドルチェ&ガッパーナまで買って臨んだ銭湯本の出版界それにしても世の中には風呂屋の守護人になりえる人や、本当に銭湯ラブのかたがたが多いことに驚愕した今回のパーティーでした。銭湯の件数の推移は昭和43年頃をさかいに減少傾向、そして2011年の地震をさかいに減少に拍車がかかったといっていいでしょう。最近も一か月に1件のペースが若干増えたペースで銭湯がなくなりつつあることを考えると、世の浮世の時勢をおもわざるをえないものです。

いずれにしろ銭湯界のフラッグシップを担っていこうともくろんでいます。笑

いずれにしろ銭湯界のフラッグシップを担っていこうともくろんでいます。笑

でも家にお風呂があるのに、冷蔵庫ににんじんがあるのにスーパーに買い物に行かないのとおなじであればお風呂屋さんにも行かないのは自明の理なんでしょう。でも昭和43年生まれの僕としては、風呂屋に生まれたのもなにかに縁ではないかとおもうので、銭湯をまたまた勃興していきたいともくろんでいるのですが、さてどうなるんでしょう。笑。でも今回の出版記念にでてみてかんじたのは、捨てる神があれば不思議とひろう神もたしかに実在するんだなと実感したことなんです。さらに僕の頭のなかには銭湯の輝ける未来があるのですが、たしかに其処何処(そこどこ)と風呂屋を助けたいなとおもってくれる人々が澎湃(ほうはい)とあらわれて面白いイベントをおこなって風呂屋の良さを広げてくれていることに感謝しているんです。当然、銭湯関係の書物を世に広めて銭湯の可能性を広めてくれていることも感謝感激なんです。これからも陸続と風呂屋の救世主がふえていってくれることに期待しながら、皆さまに喜んでいただける素敵な銭湯を築いてまいります。

武蔵小山温泉 清水湯若旦那談。

銭湯養生訓 神藤啓司著

健康的に老いることが大切なんです。(温泉と長寿の秘密)


最近、ロコモティブシンドロームとか、昔からある8020運動とか健康的にエイジングすることを謳って(うたって)いることが多いんですが、その基本は運動であり、栄養であり、休養の3大健康要素なんです。じつはこの3大健康要素にすべて通じるのが温泉入浴法なんです。物事にはすべて原因と結果がそなわっていますし、昔から生老病死といって老いていくのは宿命であり、当然のことなんですね。であるならばどうせ老いるなら元気よく、輝いて老いていくほうが、より価値的であり、生きていて楽しいというものではないでしょうか。若干45歳の若旦那ですが、10代、20代、30代そして40代と経てきて感じることは、歳をとればとるほど、時間のたつのが早く感じること(笑、これなぜなんでしょう?ほんとうに不思議です。)また、バイオリズムというものなのか、節目があるのか、ガクッと調子が落ち込む瞬間がある、またはあきらかに老化していると感じる瞬間があるということなんですね。いわゆる老ける(ふける)タイミングなんですが、結構多くの人がそれを感じているようです。

いくつのなっても健やかに。

皺くちゃの(しわくちゃ)のおじいちゃん、おばあちゃんを見て誰もが若いころはいつかはああなるとは思わないもので、いつまでもこの若々しいままでいれるものと錯覚!?しているものですが、いつかは老いて死んでいってしまうものなんですな。さて、温泉が3大健康要素それぞれに共通しているというのは、まず運動についてですが、温泉に入るだけで運動に匹敵する消費カロリーが発生するんです。たとえば僕の好きなスローランニングは下腿の筋肉を鍛えることによって、ミルキングアクションで血液を心臓に戻す作用があり、循環器能を向上させますが、お風呂に入浴するだけでお風呂の水圧、また、熱作用が同じような効果をもたらしてくれるんです。さらに栄養については、栄養素とはそもそも血液の循環を利用してカラダの各器官に栄養素がいきわたらされていくことですが、血管には毛細血管という細い血管があり、温泉入浴による、血液の血流の向上が毛細血管という普段いきわたらないようなところまで栄養素が隅々までいきわたっていくことによって、美肌効果、便秘改善、美白効果などをもたらすと考えられます。

露天の黄金の湯は超気持ちいいですよ~。

露天の黄金の湯は超気持ちいいですよ~。

また休養についてですが、睡眠のリズムは1時間半と言われているのですが、浅い眠りと深い眠りを交互にくりかえすレム睡眠、ノンレム睡眠を繰り返す良質な睡眠が必要になってくるのですが、良質な睡眠は明日への活力になりますし、疲労回復、ストレス回復、精神的、情緒的な回復など大変に重要な行為なんですね。良質な温泉入浴は良質な睡眠をもたらしてくれるものです。これら3大健康要素にいかに温泉が密接に結び付いているかがわかると思うんです。エイジングは美味しいお肉だけでいいので、健康と活力、いくつになっても動きに動けるカラダ作りとアンチエイジングを清水湯の天然温泉で作ってみてはいかがでしょうか。

武蔵小山温泉 清水湯若旦那談。

参考画像 埼玉県ときがわ町

熱湯か?ぬる湯か?どっちがいいの?(温泉&効能)


正直どっちでもいいと思います・・・。(笑)昔から江戸ッ子の風呂の入り方は「お湯が噛みついてくるぐらいじゃなきゃダメだ」と言われているくらいの熱い風呂なんです。草津の熱湯に入るときは、入浴指導員がいて安全な入浴法を順番に教えながら入浴するので安心ですが、あまりに熱いお湯は危険性が高まってくるんです。まず、高血圧、心臓病、循環器機能が低下しているときなどはおすすめできませんし、ある一定の慣れも必要になってくるものなんです。かなり通いなれた常連さんか、またはアスリート系の熱湯健康法の方が趣向する程度のものではないでしょうか。

ぬる湯でもHSPは出てくるんです。

ぬる湯もリラクゼーションを目的としたゆったり長風呂に向いていますし、副交感神経が亢進してカラダがリセットされた感覚がするものです。胃腸の動きもよくなりますし、いわゆるHSP(ヒートショックプロテイン)も長時間入ることによって背骨を芯から温めることもできるでしょうし、カラダの負担が少なくてすむメリットもあります。清水湯の若旦那的にはあまりぬるすぎるのも好きではないのですが、その日その日の体調を自分の中で対話をしながら、その日の自分にあった入浴法を選べばいいと思うんです。けっしてステレオタイプ的こうあるべきだ的な入浴法は存在しないということなんですね。自分の心とカラダに正直に従う、それが正しい入浴法です。

都心にいながら季節のうつりかわりをかんじれるのが清水湯なんです。

都心にいながら季節のうつりかわりをかんじれるのが清水湯なんです。

ひとつだけおすすめしたいのは、温度は42度でも40度でも38度でもいいのですが、頸部と後頭部の境目にお風呂の縁(へり)にのせて、首から下は浴槽の中に沈めつつも浮力で無重力状態にしながら、心静かにゆったりとゆらぎながら入浴するスタイルが僕が一番好きな入浴法なんです。この入浴法のメリットは後頭部には無数のツボがあること、それを刺激しつつ、カラダが浮力で浮くことで呼吸が楽になり、心臓への負担も軽くなること、なにより、カラダをお湯のなかでただよわせることで、おそらく脳波はアルファー派がどっぷりでてくるのではないでしょうか。当然、手足をのばせる銭湯のお風呂ではないと難しいことではありますが。笑 みなさまのご健康とご長寿を清水湯の源泉力溢れる天然温泉で心とカラダに充てんしてみてはいかがでしょうか。

武蔵小山温泉 清水湯若旦那談。

参考画像  アトピなび

実体験(個人的な主観か)VSエビデンスによるものか(温泉&効能について)


風呂屋の若旦那としてどちらも正解だと思ってます。風呂の効能を科学的に表した書物も沢山ありますし、日本人なら風呂の嫌いな人はいないんじゃないかと言えるくらい風呂好きな民族の日本人ですから、太古の時代から風呂に入って、遺伝子レベルで風呂の良さを感じているのも間違いはないと思います。エビデンスとは科学的に論拠となるものがあるかどうなのかということ、風呂なんてただ入ってあー気持ちいい~と思えればそれでいい訳なのですが、結論としてお風呂に入ったことによって健康になったのかどうなのかを、判定するにはある一定のエビデンスが必要になってくるのは致し方ないことなんです。ただ科学至上主義のようにすべてが机上で答えを出しことができるというのも大間違いだと思いますので、難しいところです。

銭湯のフラッグシップでありたいものです。笑

銭湯のフラッグシップでありたいものです。笑

一つ言えるのは、温泉ないし普通のお風呂に入るということは、沢山の理学的な要素が絡み合っていて、本能から気持ちいいと思えることが重要ではないかと思うんです。それと単純にカラダを温めるということは、単純のようでも高温浴(42度以上)で短時間を繰り返すのか、中温浴(40度前後)で10分前後入るのか、低温浴38度で長時間入るのかでも、カラダにかかる効果は変わってくるんです。本来、カラダを芯から温めるということは手足や皮膚を温めるというよりかは、背骨や内臓を温めることが大切なんです。なぜならば背骨にはいわゆる脊髄が通っていてその脊髄は第二の脳と言われているんです。また脊髄は脊椎から各臓器に神経がつながっているわけなんです。

岩盤浴も夏バテに負けないカラダつくりに最適です。

岩盤浴も夏バテに負けないカラダつくりに最適です。

その大切な背骨を温めることが、ある意味カラダを芯から温めることにつながって、さらには健康への近道になってくるわけなんです。実体験かエビデンスかは僕から言えばどちらも大切で、簡単に言えば、お風呂に入ったときに「あ~幸せ♪」と思えることが一番大切なような気がします。清水湯に来ていただいているお客様お一人お一人が純粋に清水湯の温泉を愛していただき、なんでかわからないけど健康になっていっちゃったと言っていただける素敵な温泉力のある銭湯にしてまいりたいと思いますのでこれからもよろしくお願い申し上げます。

武蔵小山温泉 清水湯若旦那談。

いい睡眠について。(温泉と睡眠)


先日、テレビ番組で睡眠の専門家が睡眠術や最適な睡眠時間などが取り上げられていましたが、3人の先生の言っている意見がそれぞれ違うのが面白かったんです。一人の先生は7時間半、もう一人の先生は4時間半、一人は午睡はだめ、午前中に分睡しなさい、東進の林先生は寝たい時に寝るなど、それぞれ意見は違いますが、共通していることは眠くなったら寝るという本能に従順であるということなんです。睡眠にはレム睡眠(深い眠り)とノンレム睡眠(浅い眠り)にわけられるのですが、その周期は約1時間半と言われています。ですから4時間半でも7時間半でも1時間半周期の睡眠時間としてタイミングが合っているわけなんです。おそらく皆さまも普通に寝ていて寝覚めの時間は大体1時間半周期になっていると思うんです。一度スッキリした目覚めの時に何時間寝たか数えてみてください。

広いお風呂にはいると心のしこりがとれていくようです。

広いお風呂にはいると心のしこりがとれていくようです。

不思議とスッキリした目覚めのときの限って1時間半を掛け合わせた倍数の時間で目覚めているときが多いんです。逆にこれが中途半端な時間だとどうも頭がスッキリしないでいつまでもぼーっとしちゃうんです。あと東進の林先生が寝たい時に寝ると言っていたのはある意味含蓄がありますよね。とくにご飯を食べたあとに眠くなるのは自然の欲求であり、本能ですからこれも自然と受け入れるべきだと思うんです。また、仕事が超忙しいとか、アスリート並みにトレーニングをしている人とかも、睡眠の大切さはとくに重要になってくると思うんです。いかに疲れを残さないかが、未然にカラダの故障を防ぐことになりますし、最高のパフォーマンスを発揮していくことが出来ると思うんです。

清水湯が健康の源泉になれれば嬉しいです。

清水湯が健康の源泉になれれば嬉しいです。

テレビに出ていた先生方も実体験のなかで確認されたと言っていましたが、中には夜10時以降に寝る成長ホルモンや脳内ホルモンを分泌しやすくなるのですが、そんな早い時間に仕事で睡眠に就けないという方もいますし、僕的には寝れる時に寝る、眠いときには無理せず寝る、一日の合計でできることなら7時間半以上はねることが本来の健康的なカラダと心作りには必要だと考えています。その中で、良質な温泉入浴は良質な睡眠を促してくれますので、健康温泉入浴法で健康的な睡眠で毎日健康になってみてはいかがでしょうか。

武蔵小山温泉 清水湯3代目談。

腰痛は国民病なのか!?(温泉&腰痛予防)


クローズアップ現代で腰痛がとりあげられていましたが、まさに腰痛は現代病ではないでしょうか。この誰でも一度はなる腰痛、実はほとんどと言ってもいい8割が原因不明ということなんです。中には運動中からくるもの、疲労からくるものなどありますが、中には心的な要因からくるものも含めて多岐にわたっているんです。昔から肝心要というように要は月編がないだけで「腰」のことをさしているんです。ですから、これ以上心的にも、身的にも酷使できないとなると自然のカラダの本能として「腰痛」になってカラダを休めようとするのではないかといわれているんです。ひとつの考え方ですが、疲れを癒すための腰痛の発症ならば、疲れをためないことも腰痛予防に効果的なのは自明の理ではないでしょうか。

健康生活においてはなによりも背骨は重要なんです。

最近のお風呂健康法として、すこし熱めのお風呂にはいってHSP(ヒートショックプロテイン)を体内から分泌させることで、腰痛予防になる実践的なお風呂入浴法が広まってきていますが、たしかに風呂屋の息子である若旦那も週2回の空手稽古と週3回のロードワーク、そして週1のサーフィン、そして日々の銭湯の営業活動とカラダを酷使していますが、腰の疲れを感じることがあっても、いわゆるギックリ腰になることはほとんどないんです。それは、やはり日々の温泉入浴であったり、岩盤浴の効能ではないかと実践的に感じているんです。なかなか、世の中の健康本や医師が書いた本の中には、エビデンス(証拠)がともなってこないといけないのが現状ですから、おばあちゃんの知恵袋的な直感的なことを軽々に書くことはできないのでしょうけど、風呂屋の息子の風呂屋だから書け健康実践の原因と結果は体感的なものとして書いてもいいんじゃないかと思うんですね。

冷えは撃退して温めることとを奨励します。

冷えは撃退して温めることとを奨励します。

誤解を恐れずに言わせていただければ、たとえ42度以上の高温浴だけではなくても背骨を効率的に温めることができれば、まちがいなく腰痛ほか諸症状を緩和し、予防することは可能じゃないかと思うんです。身近にあり、また銭湯価格という武蔵小山温泉の高濃度の源泉力溢れた天然温泉でカラダの生命力をフルチャージしながら、いつまでも健康生活、健康寿命をおくってみてはいかがでしょうか。

武蔵小山温泉 清水湯若旦那談。

なんとなく湘南の風の若旦那のようですが、むさこの風になれたら面白いかもです。笑

参考画像、佐々木長生院 http://www.sasaki-chouseiin.com/index.html

努力そして運。そう思う理由とは。(温泉とはあまり関係ないけど・・・。笑)


人との出会いに、無駄はないと思いますが、その通りだと思うんです。運命的な出会い、宿縁がなせる出会い、逆縁として向後に勉強になる出会いさまざまありますが、武蔵小山温泉の舵どりをしていて思うのは、沢山の方がたの励ましや、応援、さまざまな見えないところでの支え、陰に日向に守ってくれているところにあると思うんです。その中で、心ある人たちとの出会いが若旦那を形造っているのではないでしょうか。心には心で、愛情には愛情で、優しさには優しさで、思いやりには思いやりで、目を見て心の中に言葉を差し伸べてくれることの多いことが、何よりも僕自身、恵まれているな~と感じるところなんです。深い優しさや、それこそ苦しさに同苦してくれる慈悲ともいうべき心のある人たちに囲まれて、今にいたっている僕と僕の家族の周囲はいつも賑やかで明るくて大変な中でも充実しているんです。

大我に生きる・・・。えらそうですがそう思うんです。

大我に生きる・・・。えらそうですがそう思うんです。

逆もしかりで心ないものにも結構わかりやすくなっちゃう傾向性もあるのがたまにきずなんです。笑 さて、昔の人で人間は「考える葦(あし)である」といっていましたが、まさに人間は行動する葦なんだと思うんです。さらに血のション便がでるくらい努力してさらにはその上に運があるんじゃないでしょうか。僕にも心の師がいるのですが、その師も厳しいのですが努力しても運の無い人は成功しないと断言しているんです。言葉は短くてシンプルなんだけど、まさに血のション便の出るような努力を重ねて初めて運もついてくるということなのかもしれませんが、正しい努力が前提になってくるのだとも考えられるんです。星の運行のように目には見えないけど正しい星の道があるように、目には見えないけど鳥にも道があるように、人にも目には見えなくても正しい道があると思うんですね。その眼には見えないけど正しい道が本来持っている自分の運を開いていくことじゃないかと思うんです。

心に太陽を・・・。

 

で、その正しい道ってなにかなって僕が思うことは、人のために生きることこの一点じゃないのかなと思うんです。簡単だけど一番難しい道これなんじゃないのかな、たとえ全部が出来なくても、その心のもちかただけでもベクトルがそっちに向いていれば、それだけでも進むべき道は不思議と軌道修正されるんじゃないでしょうか。迷ったら人の役に立つ生き方を選んでいく、小さいことで人を嫌いにならずに大我に生きていく、金以外に大切なことが沢山あることに気が付いていく、とにかく妻、子供を大切にしていく、バカはバカなりにそのうえで自分の目の前にある仕事に果敢と向き合っていく・・・。なんてことを6月23日(日曜日)の夜、急にふつふつと心の奥から思いました。(笑)

武蔵小山温泉 清水湯若旦那談。

強さってなんだろう・・・。(温泉&強さの相関)


先日、空手の昇段審査を受けることが出来て、初段から数えて約12年ぶりに10人組手をしてきました。考えると30から始めた空手は15年もやっていることになるんですね。心身不二と言いますが、カラダの強さだけではなく、心の強さも大切なんだと再確認した今回の2段の昇段審査は、12年前の時よりもきつかったことを考えるとさらに普段の稽古の重要性といかに強さを求めるかを常に明確にもってないといけないんだと感じました。今思うと、あの苦しい場面で自分をさらに追い込んでいけるかどうか、目には見えないけど自分の中にあるものをいかに引き出すことができるかどうか、今までの100パーセントをもっと大きな100パーセントにするための通過儀礼としての10人組手ではなかったかと思うと、貴重な経験をさせていただいたなと感謝の思いが湧き出てくるんです。

カラダを強くするお風呂の入り方もあるはずなんです。

カラダを強くするお風呂の入り方もあるはずなんです。

なぜかボコボコにされながら、終わったばかりなのに、次の昇段審査が少し楽しみなのが不思議なんです。今わかるのは、昨日の自分より幾分か今日の自分の方が強くなったかもしれないということと、ひょっとしたら明日の自分の方がさらに強くなれるかもしれないという、ささやかな希望があるからなんです。希望は小さくても大きくても無いよりあったほうがいいに決まってるし、生きてる実感があるのが空手のいいところだと思うんです。今までも大けがをしたことも何度かあったけど、着実に強くなっている、そしてまだまだ強くなれる気がするのは、気のせいじゃないかもです。さて、銭湯の経営と、空手の修業、なかなか両立するのも大変なんですが、これからも乗り越えられない逆境はないとの覚悟で頑張っていこうと考えています。

温泉が健康の源になっているんです。

温泉が健康の源になっているんです。

45歳になっても結構カラダが動くのはひょっとしたら、普段の稽古もあるのですが、温泉効果もあるかもしれませんね。(笑)最近、発刊された「銭湯養生訓」には、アスリートまたはそれに近い運動をする人は銭湯の熱いお湯と水圧などでHSP(ヒートショックプロテイン)という健康タンパク質がカラダから出てきてとにかくパフォーマンスがよくなると言われています。若旦那は毎日岩盤浴&温泉でHSPを大量に作っているので年齢の割には、カラダが動くのかもしれませんね。(笑)

武蔵小山温泉 清水湯 若旦那談。